南部-南風原町・与那原町・南城市・八重瀬町・糸満市-

豊かな自然の中に祈りの場や戦跡が点在

沖縄本島の南端に位置する南部エリアは、沖縄の精神文化が色濃く残る自然豊かな地域です。

ハート型の地形が特徴的な南城市には、穏やかな光景に癒される新原(みーばる)ビーチや、太古の鍾乳洞と森が一体化した「ガンガラーの谷」、神秘的な鍾乳洞が深く広がる「玉泉洞」など、豊かな自然に触れられるスポットがたくさんあります。知念半島の沖合には、沖縄で「神の島」と呼ばれる久高島があり、その久高島を望める場所に、世界遺産にも登録されている沖縄の聖地「斎場御嶽(せーふぁーうたき)」があります。
また、南風原町は伝統工芸品の「琉球絣」や「南風原花織」などが有名な「織物のまち」。町内には「琉球かすり会館」があり、織物を使った商品を購入できるほか、染織を体験することもできます。隣接する与那原町は東海岸に位置し、海と緑に囲まれたエリア。沖縄三大綱引きのひとつ「与那原大綱曳」でも知られます。八重瀬町は、2万2千年前の人骨「港川人」が発見された港川遺跡公園や、桜が美しい八重瀬公園など、歴史と自然を体感できるまち。そして沖縄本島最南端の糸満市は、漁業が盛んな「海人(うみんちゅ)」のまち。今も旧暦行事を大事にするなど、沖縄独特の生活文化が根付いています。

一方、沖縄本島南部は沖縄戦の激戦地であったことから、主に糸満市を中心に、戦跡や平和関連の施設も複数存在しています。映画にもなった「ひめゆりの塔」や、塔に隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」、「県営平和祈念公園」などでは、戦争の悲惨さを次世代に伝え、平和を考えるための活動や展示を行っています。こういった施設にも、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

南部エリアの市町村

南風原町

地域の伝統文化や伝統芸能が根付くまち

南風原町は、県内の市町村で唯一海に面していない町です。伝統工芸品の「琉球絣」や「南風原花織」などが有名で、「織物のまち」とも言われています。
また、初期のウルトラマンシリーズを手がけた脚本家・金城哲夫氏の資料館(生家)や、沖縄戦当時の沖縄陸軍病院壕跡などもあり、戦中・戦後の多様な文化と資料に触れることができます。

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与那原町

太陽と緑が織りなす美(ちゅ)らまち

那覇空港から車で約30分。沖縄本島南部の東海岸に位置し、海と緑に囲まれた自然豊かな与那原町は、マリーナや公園、商業施設などが集まるコンパクトシティです。
毎年、旧暦6月26日頃に行われる「与那原大綱曳」は、440年あまりの歴史を誇り、沖縄の三大綱引きのひとつとなっています。

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南城市

ハートに響く自然と歴史で満たされたまち

1町3村の合併により、2006年に誕生した南城市。合併によってできたハート型の地形が特徴で、美しい自然に恵まれたエリアです。
市内には、沖縄で「神の島」と呼ばれる久高島をはじめ、世界遺産や文化遺産、ビーチや景勝地、おしゃれなカフェなど、ここでしか体験できない人気スポットもたくさん。

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八重瀬町

歴史的資料や美しい桜など見どころ満載

2006年に東風平町と具志頭村が合併して生まれた八重瀬町。
2万2千年前の人骨「港川人」が発見された港川遺跡公園や、桜の名所として人気の八重瀬公園、天然の水族館イノー(礁池)、きらめく水平線を望む見晴らしの良い具志頭城跡など、ドライブがてらのんびり散策するのにぴったりなまち並みが広がっています。

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糸満市

沖縄本島最南端の海人(うみんちゅ)のまち

沖縄本島最南端に位置する糸満市は、旧正月行事や旧暦5月のハーレー(爬竜船競漕)、旧暦8月の大綱引きなど、旧暦文化が今も息づくエリア。漁業が盛んで、「海人(うみんちゅ)のまち」としても知られています。
また、ここは沖縄戦終焉の地でもあり、「ひめゆりの塔」などさまざまな戦跡を辿ることで、平和について学ぶことができます。

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掲載日:
2015.08.03
更新日:
2023.03.24

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