南風原町

地域の伝統文化・伝統芸能が根付くまち

織物のまちとして知られる南風原町。国の伝統的工芸品に指定されている「琉球絣」と「南風原花織」は、地域の人々の誇りです。町内には「琉球かすり会館」や「かすりの道」など、織物にまつわる施設や観光スポットもあります。また、町内では多種類の農産物を生産しており、中でもかぼちゃの生産量は県内一。各地区では、獅子舞や綱引きなどの伝統芸能が継承されており、先人たちの情熱や思いを今もなお感じることができます。

ここに注目!

琉球絣・南風原花織/琉球かすり会館

琉球藍やフクギ、テカチ(シャリンバイ)など、天然の植物染料も多く用いられる琉球絣や南風原花織。刺繍のような風情の「チップガサー」、裏地に遊び糸を出した「クヮンクヮン織」など、独自の名称を持つ織り方が特徴です。花糸を用いた立体感のある浮柄は、上品かつ華やかな印象。町内にある琉球かすり会館では、琉球絣と南風原花織の歴史を学んだり、実際に織物を見たりできるほか、体験コーナーやバッグ・ポーチなどの販売コーナーもあり、織物の文化を体感できます。

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金城哲夫資料館

時代を超え、今も愛されている「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」。円谷プロ初期の人気特撮番組のメイン脚本を担当した金城哲夫は、南風原町の出身です。金城は30代で沖縄に帰郷した後、ふるさとの文化や歴史を一から学び直し、脚本の執筆に励みました。日本の演劇要素を取り入れた斬新なスタイルは、沖縄の芝居に大きな影響を与えたと言われています。金城の生家である料亭「松風苑」内には、今も金城の書斎があり、資料館として公開されています。生前金城が使っていた机や書籍、資料等がそのままの姿で残されており、在りし日の金城の姿を偲ぶことができます。なお、資料館は常時公開はしておらず、事前の電話予約が必要です。

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南風原文化センター

南風原の地域文化や歴史について学べる施設。「沖縄戦」「沖縄戦後史-ゼロからの再建-」「移民」「人々の暮らし」など、町の歴史と密接な関係を持つ資料が常設展示されており、興味深く閲覧できます。また、沖縄戦の展示と併せて見学したいのが、近隣の黄金森にある「沖縄陸軍病院南風原壕群20号」等の屋外戦跡。ガイドによる丁寧な解説もあり、戦争の実相や平和について学べます(事前予約制)。

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一般社団法人 南風原町観光協会

南風原町本部158
098-851-7273

公式サイト

掲載日:
2015.08.03
更新日:
2023.03.24

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