与那原町

太陽と緑が織りなす美らまち

豊富な水を求めて人々が集まり、集落ができたと言われている与那原町。沖縄最古の歌謡集「おもろそうし」にも登場する、沖縄で古くから栄えていた地域です。戦前は県で初めての軽便鉄道が開通し、産業経済の大動脈として活気に満ちあふれていましたが、軽便鉄道は沖縄戦で米軍の攻撃により破壊され、姿を消しました。戦後、戦争で被害を受けた人々の支援と、戦後復興のために働くシスターの養成を目的に作られた「聖クララ協会」は、「日本近代建築DOCOMOMO100選」にも選ばれており、沖縄を代表する名建築として、今も多くの人々に愛されています。

ここに注目!

与那原町立綱曳資料館

440年余りの伝統を誇る「与那原大綱曳」について学び、体感できる資料館。スタッフによる解説(予約制)が聞ける展示コーナーのほか、綱作り体験、綱曳を盛り上げる女性の踊り「前踊(めーもーい)」のレクチャー、金鼓隊の鉦鼓(ソーグ)や太鼓を叩く体験など、豊富な体験プログラムもあります。

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与那原大綱曳

与那原町最大の豊作祈願の神事で、那覇市・糸満市と並んで「沖縄三大綱引き」とされています。与那原大綱曳が他の綱引きと異なるのは、琉球の歴史上の人物に扮した「支度(したく)」が綱の上に乗ることから行事が始まること。綱は誰でも「つくる・かつぐ・ひく」ことができ、町民はもちろん観光客も含め、県内外から多くの人々が参加しています。東西の綱をつなぐ「カナチ棒」が綱の先端にある輪っか部分に入れられると、東西に分かれた人々が真剣に綱を引き合い、会場内はさらなる気迫と熱気に包まれます。

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与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館

2014年に開通100周年を記念し、戦争でダメージを受けた「軽便与那原町駅舎」を復元して作られた資料館。軽便鉄道は戦前、那覇から嘉手納や糸満、与那原方面に向けて整備され、県民のライフラインとして重宝された鉄道で、中でも与那原線は一番最初に開通した路線でした。資料館では、当時の道具を使った「切符切り」などの駅員体験ができるほか、ビデオ映像や戦火を耐えた史跡の姿などから、軽便鉄道について学ぶことができます。

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与那原町観光商工課

与那原町上与那原16
098-945-5323

公式サイト

掲載日:
2015.08.03
更新日:
2023.03.24

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