中城村

いにしえの息吹を今に感じる地

本島中部の東海岸・中城湾に面した、豊かな自然と歴史ある景観に恵まれた村。沖縄の伝統的農産物の一つ、島にんじんの特産地としても知られています。村の中央部には南北にゆるやかな丘陵があり、その丘陵地に築かれた世界遺産「中城城跡(なかぐすくじょうあと)」からは、中城湾をはじめ西に東シナ海、北に勝連半島、南に知念半島を一望でき、景勝地としても人気。かつてペリー一行が調査で訪れたとも伝えられています。

ここに注目!

中城城跡

標高160mの丘の上に広がる6連郭の美しい城跡で、県内にある300もの城跡の中でもっとも当時の原形をとどめています。琉球石灰岩を加工して積み上げた城壁からは、当時の築城技術の高さを伺い知ることができ、歴史を学ぶ上でも貴重な城跡といえます。特に歴史好きや城跡ファンの間では、「野面(のづら)積み・布積み・相方積み」の3種類の石積み技法を一度に見ることができる場所として人気が高く、さまざまな視点で歴史ロマンを楽しめます。2000年に世界遺産に登録され、2006年には「日本100名城」にも選ばれました。

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中城ハンタ道

首里を起点に、本島東側(太平洋側)を北上する琉球王国時代前半の幹線道の一つで、首里・中城・勝連の各城を結んでいました。「ハンタ」とは沖縄の言葉で崖を指し、中城村内では山の尾根や崖沿いなどにこの道があることから「ハンタ道」と呼ばれています。道中には御嶽(うたき)や戦争遺跡などの文化財が点在し、村の歴史が感じられます。2019年には文化庁より歴史的・文化的に重要な由緒を持つ「歴史の道100選」に選定されました。風光明媚なスポットとして人気の「東太陽橋(あがりてぃだばし)」は、朝日を拝める場所としても有名です。

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一般社団法人 中城村観光協会

中城村字当間176-1
098-975-5309

公式サイト

掲載日:
2015.08.03
更新日:
2023.03.24

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