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山の中の危険生物に注意

気をつけたい山中の危険な生物

沖縄で山歩きや川遊びをする際、特に気をつけたいのが以下の危険生物です。

危険生物一覧

ハブ

沖縄を代表する毒蛇で、冬眠はせず、ほぼ一年を通じて活動しています。夜行性で、昼間は岩穴や草むらの中、木の上などに身を潜めていますが、突然目の前に現れることも。ハブの毒は命に関わることもあるので、万一咬まれた場合はその場で応急処置をし、すぐに病院へ。走ると体内に毒が回るので、歩くときにはゆっくりと移動し、車で病院まで運んでもらいましょう。

スズメバチ

沖縄には全部で6種類のスズメバチが生息しています。スズメバチは香りや色に反応して攻撃してくるので、山に入るときは香りの強い香水や化粧品、黒い服など、スズメバチを刺激するようなものは避けましょう。万一刺されてしまった場合は、毒を取り除いて傷口を冷やしながら病院へ。過去に刺されたことがある人は、二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こす危険性が高いので、特に注意が必要です。

アフリカマイマイ

アフリカ原産の大きなカタツムリで、日本では沖縄を含む南西諸島と小笠原諸島に生息しています。アフリカマイマイは広東住血線虫という寄生虫を体内に宿しており、これが人間に寄生すると好酸球性髄膜脳炎という病気を引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。手で触ったり、這った跡に触れるだけでも感染するので、見かけても絶対に触らないようにしましょう。

山・森・川に行く際の服装や装備

長袖・長ズボンに雨対策もお忘れなく

山や森の中を歩くトレッキングでは、登山ほど本格的な装備は求められませんが、山の天候や気温は変わりやすく、舗装されていない道を歩くことも多いので、最低限の準備は必要です。肌が露出しないよう長袖・長ズボンまたはタイツなどを着用し、雨対策のレインウェアも用意しましょう。リバートレッキングやカヤックなど水に親しむアクティビティでは、内容に合わせて水着やラッシュガード、ライフジャケット、ヘルメットなどが必要になることもあります。ガイドツアーに参加する場合は、ツアー会社が用意してくれるものもあるので事前に確認をしておくと安心です。そのほかに帽子、飲み物、軽食なども用意しておきましょう。

自然の中でのマナー

自然のものは持ち帰らず、ゴミは持ち帰る

山や森、川を訪れる際は、「そこにあるものは持ち帰らず、ゴミはすべて持ち帰る」のがルール。山の中などにある花や植物を採ったり、食べ残しを放置したりしてはいけません。珍しい動物や植物を見つけたときは、必要以上に近づかず、写真を撮るときにも距離を保ちましょう。なお、希少種は乱獲の恐れもあるため、写真をインターネット上にアップする際は、位置情報を公開しないように気をつけましょう。

また、沖縄の山や森には、地元の人々が信仰の場としている御嶽(うたき)や拝所(うがんじゅ)も存在します。こうした場所には、勝手に入り込まないようにしましょう。

山歩きや川遊びはガイドツアーを利用

危険を避けて楽しく遊ぼう

自然豊かな山や森や川は、街中のように整備されていないぶん、危険と隣り合わせの場所ともいえます。道に迷ったり、転んだり、溺れたり、危険生物と出くわしたりといったリスクをなるべく回避するためにも、山歩きや川遊びの際は、そのエリアを熟知したガイドが案内してくれるツアーに参加するのがおすすめです。ツアーに申し込めば、必要な装備なども事前に教えてもらえます。また、ツアー中は周囲の環境や動植物についての解説も聞くことができ、山歩きや川遊びがさらに楽しくなります。自分の体力や旅程に合うツアーを探してみましょう。

掲載日:
2023.03.22

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