
第1回に登場!
ドラマに出てくるアレ!
シークワーサー
「うちはシークワーサー食べてれば無敵さぁ!」
太陽の光を浴びて、栄養たっぷり
シークワーサーは、ミカン科の柑橘類。和名では「ヒラミレモン」と呼ばれています。
ちむどんどんの舞台にもなっている「やんばる」は、沖縄県北部の自然がとても豊かな場所。
シークワーサーは、そんなやんばるにある名護市(なごし)や大宜味村(おおぎみそん)、本部町(もとぶちょう)で栽培が盛んに行われています。
シークワーサーの木は、沖縄ならではの石灰岩の土壌からなる山の斜面に植えられ、太陽の光をたっぷり浴びて育ちます。そのため、他の柑橘類に比べて多くの栄養素が含まれているんです。
その中でも、「ノビレチン」と呼ばれるポリフェノールの含有量は、なんと温州ミカンの10倍以上!
ノビレチンには、脂肪燃焼や肝機能強化、認知機能の改善などの効果もあり、シークワーサーはまさに、世界的にも注目されるスーパー果実なんです。

料理にお酒にアレンジいろいろ
観光地の売店などへ行くと、シークワーサージュースをよく見かけますね。実はジュースだけではなく、調味料としても優れものなんです。シークワーサーは収穫できる期間が長く、時期によって色や風味が変わります。
シークワーサーは、何といっても酸っぱさの中を駆け抜ける爽やかな香りが特徴です。夏から秋にかけて収穫される「青切りシークワーサー」は、刺身や焼き魚、揚げ物にぴったり。泡盛に絞ってソーダ水で割るとシークワーサー泡盛カクテルの出来上がりです。
冬になると、オレンジ色で甘味が強い「完熟シークワーサー」が店頭に並びます。みかんのようにそのまま食べても美味しく、甘さを生かしてジュースにしたり、ドライシークワーサーにチョコレートをコーティングしたお菓子にしたり、季節に合わせたアレンジが楽しめますよ。
