舞台を知りたい

ドラマの前半は、沖縄が本土に復帰する前の時代、沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる地域が舞台。「やんばる」や復帰前の沖縄ヒストリー、沖縄ならではの文化の魅力など、今まで知らなかったディープな沖縄を紹介します!


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「やんばる」ってどんなところ?

「やんばる」とは、沖縄本島北部のエリア。漢字では「山原」と書き、山々が連なる原野というような意味合い。 実は具体的な定義がなく、歴史的には読谷村より北の恩納村、金武町、宜野座村、名護市、本部町、今帰仁村、大宜味村、東村、国頭村を指していましたが、時代が下るにつれて「やんばる」の境界線は北上。現在の感覚では名護市以北を指すことが多いようです。ただ、多様な生物が生息する豊かな森がある地域という狭義の意味では、国頭・東・大宜味のいわゆる「やんばる三村」を指すことが増えました。特に世界自然遺産に登録されてからは、この三村が注目されています。
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沖縄独特の食文化ってどんなもの?

中国や日本の影響を受けて発達した琉球料理。かつお節や豚肉のダシがきいた、滋味豊かなメニューが受け継がれています。ラフテー(三枚肉の角煮)など豚肉のメニューが有名ですが、「鳴き声とヒヅメ以外は全部食べる」とされ、耳や内臓まで食べ尽くすのは、豚肉は年に1~2度しか食べられない「ごちそう」だった時代の名残と言えます。また、雑草を食べて育つ山羊も貴重なたんぱく源。こちらも山羊刺、山羊汁、血や内臓を使ったチーイリチーなど余すことなく食べ尽くし、新築祝いなどの席では欠かせないごちそうです。 盆正月に…
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ドラマに出てくる沖縄音楽

「芸能の島」と呼ばれる沖縄では、今も昔も、歌や踊りがごく自然に日常生活と密着しています。琉球王朝時代には、外国からの使節団をもてなす宮廷芸能として琉球古典音楽や琉球舞踊が作られ、独自の発展を遂げてきました。一方、庶民の間では民謡が生まれ、労働歌や祝い歌、遊び歌、教訓歌など、島ごとに多彩な民謡が歌い継がれています。歌の伴奏に用いられるのは、胴にニシキヘビの皮を張った三本弦の楽器「三線(さんしん)」。先の沖縄戦で島が焦土と化し、アメリカ軍の占領下となった後も、人々は捕虜収容所で空き缶を胴に「カンカ…

掲載日:
2022.03.30

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花笠マハエ