第60回に登場!
ドラマに出てくるアレ!
沖縄の古酒(くーすー)
「もう一杯だけいいですか?この古酒、ほんとにまろやかで・・・」
泡盛は最高のおもてなし
中国や東南アジアの国々と盛んに貿易を行っていた琉球王国。
14世紀後半頃にシャム国(現在のタイ)から蒸留技術や道具が伝わり、今の泡盛の原型となるお酒が造られたといいます。その後、泡盛は幕府の将軍への献上品としてだけではなく、中国皇帝からの使者である冊封使をもてなすための品として使われてきました。
首里城内には泡盛などを貯蔵する銭蔵があり、琉球王国にとってなくてはならない貴重な外交のアイテムとして、今でいうところの官僚に当たる人が厳重に管理していたそうです。
オリジナル古酒づくりを楽しむ
沖縄のスーパーに行くと、さまざまな酒造所の泡盛がずらりと並んでいます。
よく見ると、「古酒25年」や「古酒30年」と書かれたラベルが貼ってあります。
3年以上熟成させた泡盛は古酒と呼ばれ、そのまろやかで豊かな香りを好むファンも多いようです。
古酒の楽しみ方の一つに、「オリジナル古酒づくり」があります。
古酒(親酒)に若い酒を注ぎ足す「仕次ぎ」の作業を行うことで、質を保ちながら香りや味わいを深めていくことができます。
仕次ぎの頻度と量で古酒の味が大きく変わるので、自分好みの古酒づくりに挑戦してみるのも楽しいですよ。