
第8回に登場!
ドラマに出てくるアレ!
フーチバー
「フーチバーは熱さましにいいから、暢子も覚えといて」
フーチバーは先人の知恵が詰まった命薬(ぬちぐすい)
「ヨモギ」のことを沖縄の言葉で「フーチバー」と呼びます。フーチは病、バーは葉という意味です。
沖縄ではエネルギーが出るような食べ物のことを命薬(ぬちぐすい)と言い、ビタミンAやカルシウム、カリウム、鉄分など、栄養素がたっぷり含まれているフーチバーは、病気を治す薬草として沖縄で昔から食べられてきました。
調子が悪くなると、フーチバーの葉を煎じてその汁を飲んでいたそうです。

沖縄料理の名脇役 フーチバー
本土では、クッキーやお餅といったお菓子の食材として使われることが多いヨモギですが、沖縄では薬味として食卓や食堂でよく目にします。
すっきりとした独特の香りは、臭みの強いヒージャー汁(山羊汁)や、豚肉の油を使ったジューシー(沖縄風炊き込みご飯)などの沖縄料理と相性ピッタリ。
沖縄そばの薬味として、ヒージャー汁の臭み消しとして、食堂にはプラスチック容器に入ったフーチバーが置かれていますよ。
見かけたら、ぜひ試してみては?
