第2回に登場!

ドラマに出てくるアレ!

芭蕉布

「はい。これが芭蕉布の着物になるんです。」

沖縄の暮らしから生まれた「芭蕉布」

芭蕉布(ばしょうふ)は、バナナ (実芭蕉) の仲間である糸芭蕉(いとばしょう)の繊維を使って織られた布です。大宜味村(おおぎみそん)喜如嘉(きじょか)では、糸芭蕉が多く栽培され、芭蕉布のおもな産地となっています。風を通しやすい芭蕉布は肌触りがよく、高温多湿な沖縄で普段着から晴れ着まで様々な衣服に使われてきました。

200本の糸芭蕉を織って作る高級品

沖縄で最も古い織物と言われる芭蕉布は、琉球王朝時代の王族たちが好んで身に着けた衣服に使われていました。1本の糸芭蕉からとれる繊維の量はごくわずかで、一反の布を織るのに200本もの糸芭蕉が必要となります。糸芭蕉の栽培から芭蕉布を織るまでには多くの手間と工程が必要で、完成品は中国や日本への高級な貢ぎ物でもありました。一つの地域で全ての工程が行われる手仕事は現在も受け継がれ、芭蕉布を織る喜如嘉の風景は数百年前とほとんど変わっていません。

「ちむどんどん」の舞台・沖縄ドラマに出てくるアレ!

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掲載日:
2022.05.27

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