衣装・食・芸能を体験!琉球王国の文化にふれる旅
- 掲載日:
- 2026.02.11
沖縄の歴史を語るうえで欠かせない「琉球王国」。
かつてこの島々に栄えた王国の文化は、建物や史跡だけでなく、衣装、食、芸能と、現在も日常の中に息づいています。
「どんな時代だったの?」「どんな文化があったの?」
その答えを探す手がかりとして、旅の途中で気軽に体験できるスポットを巡ってみるのもおすすめです。
琉球王国の美意識や暮らしぶりを、五感で感じられる体験は、沖縄旅をより深く、印象的なものにしてくれるはず。
この記事では、琉球衣装や食事、舞踊や音楽など、琉球王国の文化に触れられるスポットをご紹介します。
INDEX
琉球王国の“美”をまとう ― 琉装体験
沖縄の衣装と聞いて、多くの方が思い浮かべるのが、黄色や赤を基調とした色鮮やかな装いではないでしょうか。
こうした伝統的な衣装は「琉装(りゅうそう)」と呼ばれ、琉球王国時代に人々が身に着けていた装いのひとつです。
琉装は王族だけでなく、さまざまな身分の人々によって着用されており、身分制度が確立された16世紀以降は、立場や階級によって衣装の色や布の種類、文様にまで細かな決まりが設けられていました。
鮮やかな色彩や文様が特徴的な琉装は、当時の文化や美意識を今に伝える存在です。
衣装を身にまとう体験は、琉球王国時代の織物や染め物文化の豊かさ、文様の美しさに気づくための入口のひとつ。
写真映えはもちろん、琉球王国の歴史や価値観をより身近に感じるきっかけとして、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
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華やかにハレの日を祝う、琉球の正装
琉装は晴れ着として親しまれてきた琉球の正装です。ドラマの中では、暢子の華やかな琉装姿が印象的でした。紅型(びんがた)の鮮やかな色彩に目を惹かれた方も多いのではないでしょうか。紅型は琉球王国時代に発展した染物の総称で、「紅」には色彩、「型」には模様という意味が含まれています。交易が盛んだったアジア各国の大胆な配色と日本の繊細な模様が融合した琉球独自の伝統工芸です。 琉装の長い袖や緩やかなフォルムは、中国の漢服や日本の着物の影響を受けて発展したものです。着物と違い、帯留めはせず、袖口が広くゆったりとした造りになっているため、風通しがよく、沖縄の風土に合っています。今でも、成人式や十三祝い、結婚式などで琉装を選ぶ若者は少なくありません。華やかにハレの日を祝う、時代を越えて愛される衣装です。
琉装体験ができるお店
琉装Wing
女性の琉装は、美しい紅型(びんがた)染めで赤や黄色など南国らしい鮮やかな色使いが特徴的です。沖縄だからこそ着れる貴重で華やかな琉装ロケーション撮影を是非どうぞ。
- 住所
- 読谷村 字座喜味248-1 「座喜味城跡」駐車場近く
- TEL
- 098-923-3763
琉装・和装レンタルスタジオ ちゅら美人
皆様を沖縄の民族衣装(琉装)で 素敵に綺麗に・美しく・可愛く変身致します。スタッフと楽しく会話をしながら着付け、ヘアーセットのあとに撮影です。
日本のきもの・振袖・ゆかたを着る体験と撮影もできます。海外の方にお勧めです。(男性、女性、子供有り)
- 住所
- 那覇市牧志3丁目3-1 水上店舗 2階 第2街区
- TEL
- 070-5482-9244
美ら笑34CAFE(三線体験/カンカラ三線組み立て/エイサー体験/琉装体験)
毎日三線体験教室・フォトジェニック琉装体験・エイサー体験などの各種体験を行うことが出来ます。雨の日のアクティビティや沖縄旅行の〆のアクティビティとしてご好評頂いております。
- 住所
- 那覇市宇栄原3丁目29-20 新町テナント2階
- TEL
- 080-1142-3967
琉装体験・琉装着付け・コスプレの「琉装サン福山」
琉装の体験・琉装での冠婚葬祭、お祝いでの着付けはお任せください。琉装着付ヘアー10分仕上げ 税込1,100円から承ります。
- 住所
- 那覇市前島2-5-17 福琉産業ビル203
- TEL
- 098-863-4404
琉装レンタルのユアーズ
着付け歴50年以上!沖縄のおばーがあなたの琉装体験をお手伝いします。
(家族経営の小さなお店ですが、おしゃべりついでに遊びに来てください。)
- 住所
- 那覇市牧志3-7-11
- TEL
- 098-862-8850
王族が嗜んだ“香りと味”ー琉球料理・泡盛
■琉球料理
沖縄の食文化は、琉球王国時代の歴史と、諸外国との交流の中で育まれてきました。
王国時代には、外国からの使者をもてなすための料理が首里城を中心に発展し、その技や味は、時代とともに人々の暮らしにも広がっていきます。
一方で、庶民の食卓では、亜熱帯の自然環境の中、身近な食材を無駄なく使う工夫から、滋味深い料理が生まれました。
こうした流れが重なり合い、現在の琉球料理が形づくられています。
「クスイムン(薬になるもの)」「ヌチグスイ(命の薬)」と呼ばれるように、琉球料理は体をいたわる知恵が詰まった食文化。
旅の途中で味わえば、沖縄の歴史や暮らしを、ぐっと身近に感じられるはずです。
琉球料理が味わえるお店
■泡盛
琉球王国時代に生まれ、今も沖縄で親しまれている蒸留酒「泡盛」。
15世紀頃、琉球王国は東南アジア、とくにシャム(現在のタイ)との交易が盛んで、その中で蒸留酒づくりの技術が沖縄にも伝わったといわれています。
やがて泡盛は、王府の管理のもとで造られる特別なお酒に。
冊封使など大切な客人をもてなす場でも振る舞われ、琉球王国を象徴する存在として大切にされてきました。
そんな背景を思い浮かべながら味わう泡盛は、ただのお酒ではなく、琉球王国の歴史や国際交流の記憶に触れる一杯。
酒造見学や試飲ができる酒造もあるので、旅の途中に立ち寄って、泡盛の奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。
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知ればよりおいしく味わえる? 沖縄のお酒、泡盛を楽しもう
沖縄のお酒と言えば「泡盛」ですよね。その存在を知っている人は多いと思いますが、実際に味わったことはありますか?
11月1日は「泡盛の日」、9月4日は「古酒(クース)の日」として制定され、泡盛や古酒文化の継承・普及を図るため各地で様々なイベントが行われています。
古酒ってなに? なぜタイ米を使うの? 知ればもっと泡盛が好きになる、奥深~い、泡盛の魅力をご紹介します!
泡盛や古酒について学んでから頂く1杯は更に味わい深い格別なものになるはず…
酒造所見学ができる酒造
くぅーすの杜 忠孝蔵
泡盛初心者の方でもツウの方でも楽しめる酒蔵見学施設!!
年中無休、試飲&見学無料、工場見学はスタッフが丁寧に案内します。地下貯蔵庫では最長20年間泡盛をお預かり出来ます。
- 住所
- 豊見城市伊良波 556-2
- TEL
- 098-851-8813
芸能と音楽で感じる王国文化― 琉球舞踊・組踊
■琉球舞踊
琉球王国時代、沖縄では中国から訪れた使者「冊封使(さっぽうし)」をもてなす宴の場で、さまざまな芸能が育まれてきました。当時の王国には、音楽や舞踊など芸能全体を統括する「踊奉行(おどりぶぎょう)」という役職が置かれ、冊封使歓待にふさわしい演目の演出を担っていたと伝えられています。
琉球舞踊は、そうした琉球王国時代の文化を今に伝える、沖縄独自の舞踊です。王国の宮廷芸能として発展した「古典舞踊」をはじめ、庶民の暮らしや風俗を題材に生まれた「雑踊(ぞうおどり)」、そして戦後以降に創作された「創作舞踊」の三つに大きく分類されています。
2009年には国の重要無形文化財にも指定され、現在も大切に受け継がれています。
■組踊
18世紀初め、踊奉行であった玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)によって創作されたのが「組踊」です。中国からの冊封使をもてなすために生まれた歌舞劇とされています。
琉球古来の芸能や物語を基に、能や歌舞伎、中国演劇の要素を取り入れて構成された組踊は、物語性のある舞踊劇として発展しました。その完成度の高さから、能楽や歌舞伎と並ぶ国指定重要無形文化財となり、さらにユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
芸能の宝庫ともいわれる沖縄の音楽や踊りは、現在も国立劇場や料亭などで楽しむことができます。かつて王国の宴で披露されていた舞台に触れながら、琉球王国時代の文化を感じてみてはいかがでしょうか。
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いにしえから継がれた沖縄の魂
一言で沖縄の伝統芸能と言っても、舞踊や音楽、芝居など実に多種多様です。かつて沖縄が琉球王国として栄華を究めていた頃に起源を持つものが多く、そこから様々な歴史を経て現代へと受け継がれています。いにしえの中国や日本の文化に影響を受けながら独自の進化を遂げてきた“沖縄伝統芸能”の特徴をご紹介します。
美しき伝統芸能、組踊の世界を覗いてみませんか?~発表会編~
第七期組踊研修生の発表会を鑑賞してきました!
はいたい♪マハエです!
先日マハエは、国立劇場おきなわ(浦添市)にて養成中の、第七期組踊研修生のお稽古を見学させて頂きました!そして今回は、研修生の皆さんが発表会を開かれるとのことで、鑑賞に参りました♪
なんと特別に、本番前の楽屋の様子も見せて頂けるとのこと!とても楽しみです(^O^) /
伝統芸能が観られる施設やお店
体験を通して出会う、琉球王国の面影
琉球王国の歴史や文化に触れることで、沖縄旅行はさらに奥深く、味わい深いものになります。
舞踊や音楽、料理やお酒など、王国時代に育まれた文化を実際に見たり、味わったり、体験したりすることで、史跡を巡るだけでは気づけなかった当時の暮らしや価値観が、ぐっと身近に感じられるかもしれません。
沖縄を訪れた際は、ぜひ旅の途中に、琉球王国の面影を感じるひとときを取り入れてみてください。
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