観光客のみなさまへ 現在、沖縄本島地域は少雨傾向にあり、ダム貯水率が低下し続けています。節水へのご協力をお願いいたします。

車なしで楽しむ沖縄ひとり旅!おすすめ観光スポットもご紹介

掲載日:
2023.12.22

「沖縄ひとり旅は運転免許やレンタカーがないと無理...」と思っていませんか? 実は、車を利用しなくても、沖縄ひとり旅は十分に楽しめます。むしろ、知らない土地での運転の不安や交通渋滞、駐車場の心配などのストレスがない、お酒も気軽に楽しめるなど、メリットがいっぱい!ひとり旅だからこそ、気の向くままに自由に行き先を決めたり、地元の人と話す機会や、旅先での思いがけない出会いも増えるはず。沖縄を車なしで楽しむための移動手段やおすすめのコース、ひとり旅のコツをお教えします。

INDEX

車なしで沖縄を観光する方法

レンタカーでの移動は便利ですが、時間帯によって渋滞に巻き込まれてしまうことも。渋滞しらずで時刻表通りに運行する沖縄都市モノレール(ゆいレール)を利用すれば、効率的に目的地に到着することができます。また、車の場合、目的地近くの駐車場が見つからなくて右往左往することも。そんな時に便利なのがバス。高速バスや路線バスなど、多彩なルートがあります。最近では、自分の好きなところに行って好きな場所で立ち止まれる、小回りの利くレンタサイクルも人気です。

01 ゆいレールを利用する

那覇空港駅からてだこ浦西駅をつなぐ沖縄都市モノレール(ゆいレール)は、総延長17kmの路線。沿線には、国際通りや福州園、DFS沖縄Tギャラリア、首里城公園など、多くの観光スポットが点在しています。時間に正確なゆいレールは、朝6時台から夜23時台まで運行し、日中は本数も多いので那覇市内を効率よく巡りたい方におすすめの交通機関です。観光施設などで割引が受けられる、お得な「1日・2日フリー乗車券」もあります。現在ゆいレールは列車の3両化に向けて運行を計画中。より快適に利用できるようになります。

02 バスを利用する

沖縄本島のリゾートホテルに宿泊する場合は、那覇空港発着の空港リムジンバスやホテルのシャトルバスが便利。那覇と名護のバスターミナル、宜野湾、北谷、読谷、恩納、名護、本部エリアの主要リゾートホテルにアクセスしています。ひとり旅は自分で自由に行き先が決められることもメリット。定期観光バスを利用して、効率よく観光スポットを回るツアーに参加してみるのもおすすめです。

03 レンタサイクル を利用する

最近、注目を集めているレンタサイクル。1時間、半日、1日単位(事業者によって異なります)で借りることができるレンタサイクルは、沖縄の自然や街並みを近くに感じられる乗り物。車だったら通り過ぎてしまうような場所でも、思いついた時に立ち寄ることができます。
また、自由自在に移動できるだけでなく、環境にもやさしいことでも改めて注目されています。電動アシスト付きの自転車もあるので、坂道の多いエリアや風の強い日でも快適に利用することができます。中には、希望の場所まで自転車を届けてくれたり、好きな場所での乗り捨てが可能な業者もあって、ちょっとした移動にも最適。宿泊施設の近くを観光する時には、レンタカーを借りるよりも、小回りのきく自転車の方が便利なこともあります。他の交通手段と組み合わせることで、さらに行動範囲が広がるので、気軽に利用してはいかがでしょうか。

04 シェアサイクルを利用する

那覇市や浦添市、北谷町などの市街地を中心に広がっているのが、レンタサイクルよりも短い15分、30分単位(事業者によって異なります)で借りることができるシェアサイクル。アプリ経由で即手続きができて、24時間利用可能なサービスもあるので、渋滞や細道の多い那覇市内では大活躍。利用できる場所を確認して、スマートフォンでの事前登録を済ませておくと便利です。

ひとり旅のメリットは?

最近、「ひとり旅」という言葉をよく耳にします。人によって目的は様々ですが、誰も気にせず自分がしたいときにしたいことができるなんて、とても魅力的ですよね。沖縄でそんな魅力たっぷり自由気ままな一人旅を楽しんでみませんか?

ひとり旅の魅力

・思いついたときに、行きたい場所に行ける
・趣味の時間に没頭できる
・人に合わせるストレスがない
・綺麗な景色の余韻にたっぷり浸ることができる
・「自分で決めて動く」ことで達成感が生まれる
・起きる時間やホテルに帰る時間など時間を気にする必要がない
・費用をあまり気にせず、食べたいときに食べたいものが食べられる

車なしで行く沖縄ひとり旅|おすすめ観光スポット【那覇市内】

那覇市内には、ぜひ訪れたい観光スポットが点在。特に、初めての沖縄旅行では欠かせない人気の観光地や、ひとり旅にぴったりの場所がたくさんあります。グルメ、お買い物、観光。自由気ままなひとり時間を楽しみましょう。

国際通り

ゆいレールの県庁前駅や牧志駅から歩いてすぐ。全長約1.6kmにわたってお土産屋や飲食店が立ち並んでおり、沖縄旅行では外せない観光名所です。ひとりでのんびりお散歩しながら、脇道にそれてみたり、市場周辺の路地を気ままに歩いて見るのもおすすめ。那覇のまちは、目的を持たずにぶらぶら歩けば歩くほど、楽しい出会いや発見があります。

詳しくはこちら

壺屋やちむん通り

国際通りから歩いて8分ほどで行くことのできる「壺屋やちむん通り」は、器好き必見。沖縄の伝統的なやちむん(焼物)を扱うお店が軒を重ねていて、ノスタルジックな雰囲気が漂います。ひとりからでも陶芸体験を受け付けている工房もあるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

詳しくはこちら

福州園

県庁前駅から歩いて10分ほどのところにある中国式庭園、福州園。園内には緑に囲まれた広い庭園には池や滝もあり、多くの方が癒しを求めて訪れます。園内の散策に必要な時間は30〜40分ほど。街の喧騒から離れてひとりで静かに過ごしたい方はぜひ。

詳しくはこちら

首里城公園

世界遺産の首里城跡を中心とした首里城公園には、守礼門や弁財天堂など、見どころがたくさんあります。首里のまちには、ひとり歩きにもやさしい案内板やガイドマップがあるので、歴史散策にぴったり。2019年10月の火災で消失した首里城正殿の復興をテーマに園内と首里城周辺を巡る「首里城復興モデルコース」を歩いてみてはいかがでしょうか? 

詳しくはこちら

第一牧志公設市場

2023年3月にリニューアルオープンした国際通りからほど近くにある「第一牧志公設市場」。1階には沖縄の新鮮な海産物や精肉、乾物など沖縄ならではの食材が販売されています。2階は食堂街となっており、様々な「琉球料理」などが味わえるほか「持ち上げシステム」があり、1階で購入した魚を調理してもらい店内で食べることができるので(調理法によっては有料)ぜひ体験してみてくださいね。

詳しくはこちら

首里金城町の石畳道(県指定史跡)

首里金城町の石畳道は、16世紀に首里から那覇港や沖縄本島南部へ通じる主要道路として造られた「真珠道(まだまみち)」の一部。敷石は琉球石灰岩を組み合わせて作られており、当時は総延長約10kmにも及んだ道でしたが、現在では約300mで石畳道がみられます。周辺には赤瓦家が並び、琉球王国時代の城下町の風情を感じることができるので、ぜひ散策を楽しんでくださいね。

詳しくはこちら

栄町市場

安里駅から歩いてすぐの栄町市場は、戦後の復興時に誕生。レトロな雰囲気が残り、時間が止まったような昭和感が楽しめます。昼間は、青果店や肉屋、魚屋、衣料品店、コーヒースタンドなどの小さなお店が集まる市場ですが、夜になると吞み屋街に変身。ひとりでも気軽に呑めるカウンター席があるお店も多いので、ぜひはしご酒にチャレンジしてみて。

詳しくはこちら

国際通りのれん街

2020年2月1日に国際通り沿いにオープンした「国際通りのれん街」は、日本食と沖縄の食の両方を味わえる食の複合施設で、うちなんーちゅ(県民)と観光客、外国人など様々な人が集まりお酒や料理を楽しんでいます。コンセプトの異なる6つのエリアに分かれて展開されている施設内は、とても活気が溢れていますよ。

詳しくはこちら

車なしで行く沖縄ひとり旅|おすすめ観光スポット【那覇市外】

バスやタクシーを利用すれば、那覇市外への観光も十分に可能です。バスでの長距離移動中には睡眠をとったり、調べ物をしたり。車窓からの景色を楽しむのもおすすめです。運転する必要がないので、その時間を有効に使えるのも魅力ですね。

沖縄美ら海水族館

那覇から約90km離れた「沖縄美ら海水族館」は、言わずと知れた沖縄観光の大人気スポット。レンタカーを利用する方が多いですが、シャトルバスや定期観光バス、路線バス、高速船でも行くことができます。沖縄周辺の海域を再現することにこだわった水族館の目玉は、ジンベイザメやマンタを飼育する巨大水槽。自由に泳ぐ魚を眺めていると、不思議と心が落ち着きます。時間を気にせず、館内をマイペースに見てまわれるのもひとり旅の良いところですね。

詳しくはこちら

備瀬のフクギ並木

沖縄美ら海水族館から歩いて15分ほどで行くことのできる「備瀬のフクギ並木」は、古き良き沖縄の暮らしを垣間見れるスポットとして、多くの人が訪れます。約1kmに渡って2万本ものフクギが立ち並ぶ並木道を歩いて木漏れ日を浴びていると、心穏やかになれるはず。ひとり旅ならば、レンタサイクルで備瀬集落を回ったり、海を望めるカフェでのんびりするのもおすすめです。

詳しくはこちら

やちむんの里

焼き物をつくる職人や作家さんたちの工房が集まる読谷村の「やちむんの里」。那覇バスターミナルや国際通りから路線バスに乗って、約80分で行くことができます。ひとり旅ならば、各工房を訪ねながら2〜3時間かけて散策するのがおすすめ。敷地内のカフェで休憩しながら、お気に入りのやちむんを探してみてはいかがでしょうか。

詳しくはこちら

美浜アメリカンビレッジ

海外の雰囲気を味わえるエリアとして知られている「美浜アメリカンビレッジ」。東京ドーム約5個分の敷地内にはカラフルな建物が立ち並び、飲食店やショップ、映画館、温泉施設などがあります。サンセットを望めるスポットとしても人気で、暗くなると海岸線沿いにネオンが輝き、ロマンチックな雰囲気に。ひとりでも1日中楽しめるスポットです。

詳しくはこちら

斎場御嶽

世界遺産に登録されている斎場御嶽は、琉球王国の創世神であるアマミキヨによって創られたとされる琉球王国最高の聖地。今でも多くの人々に崇拝されています。那覇からのアクセスは路線バスで約60分。専門ガイドと約1時間かけて歩くツアーもあるので、ひとり旅でも不安なく回ることができます。

詳しくはこちら

美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園

約 1,300 種、5 万株以上の熱帯・亜熱帯の貴重な植物が鑑賞できる日本最大級の屋外型植物園。植物だけでなく、リスザルやヨナグニウマなど約 50 種類の動物とのふれあいや、バードパフォーマンスショーなどが楽しめます。毎年10下旬から5月下旬イルミネーションも開催しているので、昼は亜熱帯の自然に、夜はキラキラ輝くイルミネーションに癒されることができますよ。

詳しくはこちら

沖縄でひとり旅をするときの注意点

ひとりの時間を楽しむ“ソロ活”をする人が急増している昨今。誰にも気を使うことなく、自分のペースで過ごすことができるひとり旅は「癒される」「自分自身と向き合える」と、ニーズが高まっています。沖縄は、そんなひとり旅にぴったりの場所。以下の紹介するいくつかの注意点を心得て、のびのびと沖縄ひとり旅を楽しみましょう。

シュノーケリングやトレッキングは現地ツアーに参加する

沖縄には、シュノーケリングやトレッキングを楽しめるスポットがたくさんありますが、自然相手のアクティビティは危険が付き物。海や山での急激な天候の変化は、思わぬトラブルや事故に繋がってしまう可能性も。ひとりでは助けを求めることもできないので、安全に楽しむためには、現地のガイド付きツアーに参加するようにしましょう。

悪天候の場合をシミュレーションしておく

沖縄は1年を通じてスコールのような大雨が降りやすく、8〜10月は台風シーズンです。台風の接近時には飛行機やゆいレール、バスが欠航になることも珍しくありません。空室状況によっては利用ホテルが延泊できないこともあるため、台風が発生したら、早めに下記サイトをチェックして、必要な情報を入手しておきましょう。

SNSへのリアルタイム投稿は控える

旅先で出会った絶景やおいしいお料理をその場でSNS投稿する方も多いと思いますが、ひとり旅の際は危険が伴う可能性も。ひとり旅であることや、宿泊先が特定できるような投稿をしてしまうと、トラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。自分自身を守るためにも、SNS投稿は時間差で投稿することをおすすめします。

人通りの少ない場所は避ける

治安が良くないエリアや夜の繁華街、暗い裏通りなどのひとり歩きは避けた方が無難です。トラブルに巻き込まれないためにも、人通りの多い明るい道を歩くよう心がけましょう。

さぁ、沖縄ひとり旅に出かけましょう!

誰にも気を使わずに、好きな時に行きたいところに行くことができるひとり旅。誰かと一緒に旅する時とはまた違う沖縄の楽しみ方や、見えてくる風景があります。沖縄には、ひとりで楽しめるホテルや飲食店も多いので、素敵な出会いもあるかもしれません。次の沖縄旅行は、テーマを決めて、自由気ままなひとり旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。