映画『宝島』の舞台・コザを歩く~地元ガイドと巡るツアー~

掲載日:
2025.12.08

映画『宝島』の世界に触れる――。そんな特別な体験を、ガイド付きツアーで叶えてみませんか。

このツアーでは、実際にロケに協力いただいた“ガイド役”の方がご案内。撮影時にあった舞台裏のエピソードや、出演者の方々との交流秘話なども交えながら、映画のシーンが生まれた街、コザ を巡ります。

また、ただ映画の舞台をなぞるだけではありません。戦後から続くコザの歴史と文化をたどるべく、沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリートに立ち寄り、当時の街の様子や人々の暮らし、基地の影響などを学ぶ時間も用意。異なる時代、異なる空気を感じながら、“もうひとつの沖縄”を体感できます。

映画が好きな人、沖縄の歴史やローカルな街歩きに興味がある人、そして“コザ”という街を深く知りたい人――すべての方におすすめの、新しい旅の形です。

INDEX

映画『宝島』の舞台となったコザの歴史

那覇市に次いで人口の多い沖縄市は、戦後の琉米文化を体感できる街。1974年にコザ市と美里村が合併して沖縄市となりましたが、現在でも市の中心市街地は「コザ」の愛称で親しまれています。米軍基地のゲート前にある「コザゲート通り」を中心に、1960年代から80年代にかけて繁華街として賑わいをみせながら、沖縄とアメリカの文化が混じり合った文化を作り上げました。市内の2大商店街の一つ「銀天街」のシンボルであり、ギネスで世界最大級の面積を誇る巨大な壁画には、越来城跡地や戦後のコザの歴史が描かれており、通りを行きかう人々に大きなインパクトを与えています。

映画『宝島』とコザの深い関わり

ツアーの舞台となる“コザ”は、戦後の基地文化とともに独自のカルチャーを育んできた場所。映画の背景にある空気感が色濃く残るエリアを歩くと、作品で描かれた熱や躍動、そこに生きた人々の息遣いが重なるように感じられます。ロケ地を一つひとつ巡りながら、「この場所で何を撮影していたのか」「当日はどんな雰囲気だったのか」など、ガイドが当時の実感を交えて解説します。

ガイドは“ロケ協力者”──ここでしか聞けない裏話

映画『宝島』の世界を、物語の舞台となった沖縄市・コザで体感する特別ツアーの案内役を務めるのは、実際のロケに協力したガイド。撮影現場に立ち会ったからこそ語れる裏話や、出演者との交流エピソードなど、ここでしか聞けない秘話を交えながら、映画のシーンが生まれた街並みを歩いて巡ります。

今回のツアーガイド:一般社団法人沖縄市観光物産振興協会 事務局長 金城 諭さん

映画『宝島』の撮影協力を通じて、たくさんの出演者の方々にお会いする機会がありましたが、なかでも特に印象に残っているのは主演の妻夫木聡さんです。
妻夫木さんは撮影開始の一か月前に数日来沖され、滞在中は戦跡や平和学習施設などを巡って熱心に学ばれていました。また、私たちスタッフともバーベキューをしたり、飲みに行ったりと気さくに交流してくださり、その姿勢に大いに刺激を受けました。
役作りのためにここまで取り組まれるのかと驚くと同時に、その役者魂に心を打たれました。

今回のツアーガイド:一般社団法人沖縄市観光物産振興協会 事務局長 金城 諭さん

コザの歴史を知る──資料館で“当時”へタイムスリップ

さらに本ツアーでは、「沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート」へも立ち寄ります。ここでは、コザがどのように発展し、どんな歴史を歩んできたのかを、写真・資料・映像を通して学ぶことができます。映画の舞台背景をより深く理解することで、ロケ地巡りが単なる“聖地巡礼”ではなく、街の歴史と人々の記憶に触れる旅へと昇華します。

沖縄市戦後文化資料展示館 ヒストリート

沖縄市の戦後史に焦点を当てた展示館

住所
沖縄市中央2-2-1 タサトビル1F・2F
TEL
098-929-2922

詳細ページを見る

ツアー参加者の声

ツアー参加者の声

<Aさん>
コザには訪れたことがなかったのですが、「ディープなまち」という印象でした。
今回のガイドで、金城さんのお話や文化資料展示館の見学を通して歴史的背景などを知り、もっとコザを深堀りしたいという思いが高まりました。
実際、映画で衝撃を受けたシーンの舞台となった地に足を運ぶと、いろいろな思いが巡りました。
キャストの方々と地元の人との交流など、撮影の裏話も聞けて貴重な時間でした。
当時と現代との変化に着目しながら、再度映画を観たくなりました。

<Bさん>
沖縄移住4年目。青い海・青い空・白い砂浜、華やかで癒しのイメージが大きかった沖縄。
映画『宝島』を観覧し、沖縄の歴史背景、当時の方々の想いを少しですが、知ることができました。今回「宝島」ガイド付きロケ地巡りに参加することにより、さらに映画の舞台となったコザの街の歴史、当日の状況、またなんともない路地が映画シーンとしてつくり上がっていく過程を知ることもとても興味深かったです。
最近歩く機会が減っていたので、ゆっくりお散歩がてら、学びながらコザの街を歩きとても有意義な時間になりました!

<Cさん>
「宝島」で描かれたコザ暴動の舞台を実際に巡ることで、映画の情景がよみがえり、当時の人々の想いや背景に思いを馳せることができました。
沖縄は米軍基地と共に歩んできた歴史を持ち、基地があることの光と影が共存していますが、作品の舞台地を訪れることで、その複雑な葛藤を、映画の主人公のように肌で感じられる貴重な体験でした。

まとめとツアー概要

映画ファンはもちろん、沖縄の歴史や文化に興味がある方、ローカルな街歩きを楽しみたい方にもぴったり。ガイドの語りが作品世界とリアルな歴史をつなげ、歩くほどにコザという街の奥行きが広がっていきます。

映画を観た人なら、シーンの記憶が鮮やかに蘇るはず。まだ観ていない人も、ツアー後に作品を観れば、物語の感じ方がきっと変わります。映画と街、そして歴史が交差する体験を、ぜひコザでお楽しみください。

ツアー概要

■お申し込み:3日前
※お電話にてお問い合わせください。
■人数:2人~
■所要時間:約90分
■料金:2,200円(税込)
■集合場所:沖縄市観光物産振興協会
■キャンセル:当日キャンセル全額負担
■参考:飲食費など含みません。

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