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バスのフリーパスで楽しむ沖縄観光|乗り放題券の買い方は?

掲載日:
2023.02.02

沖縄観光は「路線バスの旅」がおすすめ

旅行のスケジュールを考える上で、どの交通機関を利用するかはとても重要ですよね。沖縄観光といえば、最初に思い浮かぶ交通手段はやはり「車」だと思います。しかしながら、「免許がなくて運転できない」「慣れない場所で車を運転するのは不安」と思っている方もいるではないのでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、路線バスの旅です。ポイントを押さえておけば、路線バスでも十分に沖縄観光を楽しむことができます。また、定額料金で乗り降り自由の「フリーパス」ならばお得に旅することも可能。フリーパスは1日券から5日間乗り放題のものまで種類もいろいろあるので、自分の旅のプランに合うものを上手に選んで、沖縄旅行を余すところなく満喫しましょう。

路線バスを使って観光するメリット

・運転に自信がない方でも心配無用!
・移動中も会話や景色を楽しむことができる。
・観光地でビールや泡盛などお酒を気軽に楽しめる。
・駐車場探しで困る心配なし。
・バス停さえわかれば、道に迷う心配もなし。

INDEX

沖縄路線バス周遊パス(フリーパス)とは?

「沖縄路線バス周遊パス」を活用すれば、車がなくても、路線バスだけで沖縄本島を南から北までお得に観光できます。さっそく、どんなフリーパスなのか、使い方も含めて詳しくご紹介していきます。

路線バスとゆいレールが乗り放題になるパス

「沖縄路線バス周遊パス」は、期間内であれば対象となる路線バスが乗り放題になるフリーパスです。那覇市内だけでなく、南部や北部の観光スポットにもアクセス可能。また、路線バスのみだけでなく、路線バスとゆいレールの両方が乗り放題になるパスもあります。観光を目的に、短期滞在で沖縄県を訪問する県外・国外在住であれば購入することができます。

沖縄路線バス周遊バス(フリーパス)で回れる主な観光地

対象路線

・琉球バス交通
・那覇バス
・沖縄バス
・東陽バス
上記のバス会社が運行する沖縄本島内の路線バスが対象です。
高速道路を通過する「111番」「117番」の路線及び、空港リムジンバス、定期観光バ スでは対象外です。

料金

券種 路線バスのみ 路線バス+ゆいレール
1日バス(大人) 路線バスのみ:¥2,500 路線バス+ゆいレール:¥3,000
1日バス(小人) 路線バスのみ:¥1,250 路線バス+ゆいレール:¥1,500
3日バス(大人) 路線バスのみ:¥5,000 路線バス+ゆいレール:¥5,500
3日バス(小人) 路線バスのみ:¥2,500 路線バス+ゆいレール:¥2,750

小人とは6歳以上12歳未満とし、5歳以下の幼児については、6歳以上の方1人につき幼児1人が無料、2人目からは小人運賃が必要になります。

パスの購入方法

パスを購入する際には、次の書類が必要になるので、事前に用意しておきましょう。

・旅券(または国の定める「短期滞在」を証する書類)もしくは
・沖縄県外の在住を証明する書類、帰りの航空券等(利用者本人のものに限る)

購入方法は、バスターミナルなどの直接販売場所で購入する、旅行会社を通して購入する、OTOPa(オトパ)という専用アプリを利用する、などの方法があります。旅行会社によってはWEBサイトからの購入ができたり、事前購入でお得になることもあるので、行きたい場所が決まったら、さっそく調べてみることをおすすめします。

バスを購入できる場所

那覇バスターミナル内1F

販売会社 那覇バス/琉球バス交通
住所 那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区1階
電話番号 098-867-6083
営業時間 月~金 8:00~19:00/土日祝 9:00~17:00
休業日 年中無休

沖縄バス 空港リムジンバスセンター(カフーナ旭橋A街区1階)

販売会社 沖縄バス
住所 那覇市泉崎1-10-16
電話番号 098-861-0083
営業時間 9:00~17:00
休業日 年中無休

定期観光バス乗り場

販売会社 沖縄バス
住所 那覇市泉崎1-10-16
電話番号 098-861-0083
営業時間 9:00~17:00
休業日 年中無休

名護出張所(名護バスターミナル構内)

販売会社 沖縄バス
住所 名護市宮里444-2
電話番号 0980-52-2618
営業時間 10:30~14:00・15:00~17:30
休業日 年中無休

那覇市観光案内所(国際通り てんぶす那覇1階)

販売会社 那覇市観光案内所
住所 那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇1階
電話番号 098-868-4887
営業時間 9:00~19:00(周遊パス販売時間 9:00~18:30)
休業日 元旦

リウボウ旅行サロン店

販売会社 リウボウ旅行サービス
住所 沖縄県那覇市久茂地1丁目1番1号 7階
電話番号 098-869-4775
営業時間 10:00~20:00
休業日 元旦及び特定日

沖縄観光情報センター【那覇バスターミナル2階】

販売会社 沖縄県観光案内所
住所 那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区2階
電話番号 098-953-8271
営業時間 9:00~17:00(販売17:00まで)
休業日 なし

那覇空港観光案内所【国内線・国際線】

販売会社 沖縄県観光案内所
住所 那覇市鏡水150番
電話番号 098-857-6884(国内線)・098-859-0742(国際線)
営業時間 9:00〜21:00(販売18:00まで)
休業日 なし

パスの使い方

フリーパスの使い方は、紙券の場合、バス乗降車時に乗務員に周遊パスを提示します。ゆいレールを使う際には、改札口で「ゆいレール1日付属券」を駅務員に提示することで利用できます。

専用アプリ「OTOPa(オトパ)」を利用する場合は、次のような手順になります。

①アプリをダウンロードする
App Store
GooglePlay

②乗車時に専用QRコードを読み取る

③表示されたOK画面を乗務員に確認してもらい、乗車する

④目的地到着時に乗務員に再度OK画面を確認してもらい、降車する

東京バスフリーパスとは?

沖縄本島南部の観光スポットを回るなら、「東京バス」というバス会社の沖縄営業所が販売している「東京バスフリーパス」がおすすめです。専用アプリを使えばスマホ1つで利用でき、乗車の直前までいつでも購入できることも嬉しいポイントです。料金や使い方、対象路線などを詳しくご紹介していきます。

専用アプリ

スマホで乗れるシャトルバス乗車券

「東京バスフリーパス」は、東京バスが運行している沖縄本島南部(那覇市・豊見城市・糸満市)の観光スポット間を巡る路線バスとシャトルバスが乗り放題になる乗車券です。専用アプリをスマートフォンにダウンロードして購入・決済・利用するので、スマホ1つで気軽にバスに乗ることができます。荷物が多い旅行中でも、紙券のように紛失する心配がなく、バスの乗降もよりスマートに。1日〜5日券まで種類も豊富で、さらに周辺施設で使えるクーポンも付いているので、お得に観光を楽しむことができます。

東京バスフリーパスで回れる主な観光地

路線対象

東京バス沖縄営業所 バス全路線
・TK01 ハーレーエクスプレス(早朝のみ運行)
・TK02 ウミカジライナー
・TK03 琉球ホテルエアポートリムジン 

料金

券種 大人 小人
フリーパス1日券 大人:¥1,000 小人:¥500
フリーパス2日券 大人:¥1,800 小人:¥900
フリーパス3日券 大人:¥2,600 小人:¥1,300
フリーパス4日券 大人:¥3,400 小人:¥1,700
フリーパス5日券 大人:¥4,200 小人:¥2,100

※上記料金表は沖縄県外在住者限定の方に適用するもので、沖縄県在住の方は料金が異なります。

パスの購入方法と使い方

専用アプリをスマートフォンにダウンロードして、パスを購入します。後はバス乗降の際に、乗務員にチケット画面を提示するだけ。周辺施設で使える割引チケットも同様の専用アプリを使って、対象のチケットを選択してスタッフに提示することで利用できます。事前にアプリをダウンロードして、操作の方法を把握しておけば、旅先でもスムーズに使いこなすことができます。

市内線1日乗車券とは?

那覇市内を中心に観光したい方におすすめの乗車券です。那覇バスの市内線と市外線の那覇市内区間を1日乗り放題で利用できます。「市内線1日乗車券」を上手に利用すれば、那覇市内の観光スポットをお得に巡ることができます。

那覇バスの市内区間が1日乗り放題になるパス

那覇バスが運行する市内線バスと市外線バスの「那覇市内区間」であれば、何度でも乗り降りできる「市内線1日乗車券」。那覇市内に宿泊予定であれば、那覇空港からホテル付近まで移動することができ、その後の那覇市内観光にも利用できるので買って損はありません。

市内線1日乗車券で回れる主な観光地

料金・購入方法・使い方

料金は大人660円、子ども330円。1日に2回以上バスに乗る予定があるのなら、「市内線1日乗車券」を買った方が断然お得です!販売場所は、那覇営業所(那覇バスターミナル内)、空港事務所など那覇バスの各営業所と、那覇市観光案内所、沖縄ツーリスト(OTS)ツーリストラウンジ、リウボウ旅行サービスなど。利用方法は、乗車時に1日乗車券を提示するというシンプルなものなので、誰でも気軽に利用することができます。

ぐるっと那覇バスモノパスとは?

「ぐるっと那覇バスものパス」は、先ほどご紹介した「市内線1日乗車券」にと、ゆいレールの1日乗り放題がセットになったパスです。路線バスとゆいレールを組み合わせて利用できるので、さらに観光しやすく、お得になります。

市内線とゆいレールが1日乗り放題になるパス

那覇バスが運行する那覇市内区間の路線バスと、ゆいレールの全線が1日乗り放題になります。同じ系統であっても「那覇バス」以外のバスには乗れませんので、ご注意ください。路線バスとゆいレールを上手に組み合わせて利用すれば、時間にロスなく那覇市内の観光を楽しむことができます。

ぐるっと那覇バスモノパスで回れる主な観光地

料金

料金は大人1000円、子ども500円。販売場所は「市内線1日乗車券」と同様で、那覇営業所(那覇バスターミナル内)、空港事務所などの那覇バス各営業所と、那覇市観光案内所、沖縄ツーリスト(OTS)ツーリストラウンジ、リウボウ旅行サービスなど。使い方はバス乗降時に乗務員にパスを提示、ゆいレールを利用する際には、改札で駅務員にパスを提示します。

みちくさフリーパスとは?

沖縄本島だけでなく、離島のバス路線で使えるフリーパスもあります。離島では公共交通手段が少なくなるので、路線バスのフリーパスは利便性抜群。石垣島の全路線バスで使える「みちくさフリーパス」をご紹介します。

石垣島の全路線バスが5日間乗り放題になるパス

「みちくさフリーパス」は、石垣島の全路線バスが5日間乗り放題になるパスです。石垣島の市街地から、玄関口である南ぬ島石垣島空港、観光名所である川平湾や人気の米原ビーチや底地ビーチなど、石垣島を周遊する12の路線で利用できます。ただし、運行本数が少ない路線もあるので、予め時間をチェックして旅の計画を立てる必要があります。しっかり予定を組んで、のんびりした雰囲気の路線バスで石垣島のローカルな旅を楽しでみませんか。

みちくさフリーパスで回れる主な観光地

料金・購入方法・使い方

料金は大人2000円、小人1000円。バスターミナルの窓口、またはすべての路線バスの車内で購入することができます。使い方は、バス乗降時に乗務員にフリーパスを提示するだけ。購入すれば、あとは手軽に楽しむことができます。

沖縄をバスで観光する際の注意点

沖縄でバスに乗車する際には、気をつけなければならないポイントがいくつかあります。まず、沖縄のバスではPASMOやSUICAなどの交通系ICカードは使えません。ICカードを使いたい場合は、沖縄の交通系ICカード「OKICA(オキカ)」の購入が必要です。なお、「OKICA」が利用できるのは沖縄本島のみで、石垣島や宮古島など離島のバスでは利用できません。

また、沖縄は車社会のため渋滞が頻繁に起こります。そのため、バスが時刻表通りに来るとはとは限りません。バスを使った旅を計画する際には、時間に余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。現在の運行状況や路線バスの位置を、リアルタイムで確認できるWEBサイトもあります。
 

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【JTB】乗り放題パス付旅行商品紹介ページ

バスのフリーパスを活用してお得な沖縄旅行を!

いかがでしょうか? お得なフリーパスを利用してスケジュールを工夫すれば、路線バスでも沖縄観光を満喫することができます。自分の旅に合ったフリーパスを選んで、沖縄旅行をめいっぱい楽しんでくださいね。