【6/9はロックの日】沖縄ロックの街・沖縄市の魅力を紹介

掲載日:
2024.06.09

音楽やロックの街としても知られる「沖縄市(コザ)」。
沖縄とアメリカの文化が混じり合った街で、市の中心市街地は「コザ」の愛称で親しまれています。本記事では、6月9日の「ロック(69)の日」にちなんで、沖縄市の魅力を紹介していきます!

INDEX

「ロックの日」の由来は?

6月9日「ロックの日」は、楽器・音楽制作系のフリーペーパー「DiGiRECO(デジレコ)」の発行を行っている、株式会社ミュージックネットワークにより制定され、日本独自の記念日となります。また、日本語の語呂合わせで「ロッ(6)ク(9)」からも来ています。

ロックとは、音楽ジャンルのひとつであるロックミュージックのことを示し、「ロックの日」には音楽に関連する音楽フェスティバルなど様々なイベントが沖縄でも開催されます。

沖縄市はなぜロックの街と呼ばれるの?

戦後、沖縄市に隣接する嘉手納町に米軍基地が建設されたことにより、沖縄市には米軍の方たちを対象とした商業・娯楽サービス業が次々と誕生し、街が急激に発展していきました。また、その頃アメリカではジャズが全盛期であったことから、米軍の方やアメリカ人客で賑わう沖縄市でもジャズバンドの需要が高まり、音楽の街として有名になっていきました。

1960年代にはロックが流行し、沖縄県出身の有名バンドが次々と登場しました。同時期には、作曲家の普久原恒勇(ふくはらつねお)氏も沖縄市を中心に活躍していました。そのため、沖縄の伝統的な文化とアメリカの異文化が混ざり合った魅力的な沖縄市は、現在もロックの街として知られています。

全国に誇る沖縄の音楽イベント「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」

沖縄市では毎年「愛と平和」を掲げ、沖縄の夏の風物詩として成長した「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」が開催されます!こちらのフェスは、日本の数ある夏フェスの中でも30年以上の歴史あるイベントとなります。

2016年までは沖縄市野外ステージ会場でフェスを開催していましたが、2017年からは会場を沖縄市の中心にあるコザ・ミュージックタウンに移し「まちフェス」として新たにスタートしました。
フェス当日は、沖縄の音楽には欠かせないインディーズバンドからベテランミュージシャンたちのパフォーマンスを楽しむことができますよ!ぜひこの機会に沖縄市のロックイベントへ足を運んでみてはいかがでしょうか?

第39回 ピースフルラブ・ロックフェスティバル2024

【開催日時】2024年7月13日(土)開場13:00、開演13:30~
【開催場所】コザ・ミュージックタウン 1階音楽広場
【住所】沖縄県沖縄市上地1-1-1
【入場料】無料

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沖縄市の魅力をご紹介!

那覇市に次いで人口が多い沖縄市は、1974年にコザ市と美里村が合併して現在の沖縄市となりました。米軍基地のゲート前にある「コザゲート通り」を中心に、1960年代から80年代にかけて繁華街として賑わいのある沖縄市では、沖縄とアメリカの文化が混じり合った独特の雰囲気を楽しむことができます。こちらでは、そんな沖縄市で体験できる魅力的なコンテンツをご紹介します!

01│沖縄の伝統行事「エイサー」

エイサーの街としても知られる沖縄市では、沖縄最大規模のイベント「沖縄全島エイサーまつり」が毎年開催され、エイサーを体験し楽しむことができる「エイサー会館」もあったりと、エイサーを身近に感じることができます。

エイサーとは?

エイサーは、旧盆の最終日(ウークイ)に先祖の霊をあの世に送り出すために踊られる踊りで、県外でいう盆踊りのようなもの。先祖を大切にしている沖縄のとても大切な行事のひとつです。
ご先祖様を送り出すために踊られるエイサーは、各地でで行われ、各地域で地区(字)ごとの青年会が市町村内や区域内の道路をエイサーをしながら練り歩きます。これを「道ジュネー」といい、ご先祖様を見送るためだけでなく、各家の無病息災や家内安全、繁盛を祈って踊られます。

沖縄市開催!沖縄最大規模のイベント「沖縄全島エイサーまつり」

沖縄の夏の風物詩として、毎年旧盆明けの週末に行われるイベント「沖縄全島エイサーまつり」。1956年に「全島エイサーコンクール」としてスタートし、現在では3日間で約30万人の観客動員数を誇ります。本島各地から選抜された団体に加え、全国から招聘されたゲスト団体も参加し、沖縄の伝統芸能であるエイサーの醍醐味を存分に味わうことができます。

4年ぶりに開催!「沖縄全島エイサーまつり」に行ってきました♪

2023年9月8日から10日にかけて沖縄市で4年ぶりに開催された「第68回 沖縄全島エイサーまつり」の1日目と最終日の会場様子をご紹介しています。

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沖縄全島エイサーまつりをさらに盛り上げる「エイサーナイト2024」

沖縄全島エイサーの開催に向けて毎年、沖縄市各地で「エイサーナイト」が開催されます。そのため、「全島エイサーまつり」が行われる旧盆まで、各地でエイサーを楽しむことができます。今年は沖縄県総合運動公園多目的広場や東南植物楽園、コザ運動公園陸上競技場などで、6月15日~7月7日の期間開催されます。ぜひこの機会に足を運んでみてください!

エイサーナイト2024

【開催日時】2024年6月15日(土)〜2024年7月7日(日)
【開催場所】沖縄県総合運動公園多目的広場、東南植物楽園、コザ運動公園陸上競技場
【入場料】一部有料(東南植物楽園は17時以降の入園より大人825円、中人600円、小人350円の入場料が必要となります。)

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エイサーを楽しく学べる「エイサー会館」

沖縄市コザ・ミュージックタウン内にある「エイサー会館」では、エイサーで使われる道具の展示や音楽の紹介のほか、エイサーの演舞映像を見たり、エイサーの音楽に合わせて太鼓を叩いたり踊ったりできる体験コーナーや、エイサーをより深く知ってもらうためのエイサーアーカイブコーナーがあったりと、エイサーを身近で学ぶことができます。

エイサーの魅力を体感!沖縄市に「エイサー会館」が誕生しました☆

沖縄市コザ・ミュージックタウン内にある「エイサー会館」は、沖縄が世界に誇る伝統芸能 ”エイサー” をテーマにしたスポットです。そんなエイサーにいつでも触れることができるエイサー会館について詳しく紹介しています。

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02│夜の沖縄市を満喫

沖縄市の中心部にある「コザゲート通り」は、週末の夜になると多くの外国人や地元の方などで賑わいます。通りでは、英語が飛び交っていたり、爆音のクラブミュージックが流れているなど、店内を覗けばアメリカ映画のワンシーンのような光景が広がっています。こちらでは、そんな夜の沖縄市を楽しめるスポットなどをご紹介します。

ディープな沖縄市を楽しめる商店街「一番街」

1975年に沖縄で初めてアーケード化した商店街として知られる一番街。観光地ではない、地元の人の生活の場としての沖縄市を感じることができます。お昼は老舗のお店に混じって商店街の空き店舗に若いクリエーターや外国人の店も増えつつあり、入り口には映画館も。夜になると多国籍料理店やライブハウスなど異国情緒が漂うレトロな雰囲気を楽しめます。また、「せんべろ」を楽しめる居酒屋も増え、人と文化が交錯する場所としても盛り上がっています。

一番街

沖縄で初めてアーケード化した商店街

住所
沖縄市中央1-3-5
TEL
098-938-2095

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異文化が混在する歴史深い沖縄市コザを巡るナイトツアー

夜の沖縄市を楽しみたいけどこに行ったらいいのか分からない…という方にピッタリなナイトツアー!現地のガイドさんと一緒に巡ることができるまちまーい(街歩き)ツアー「ディープタウンコザ・ナイト」では、地元民さえあまり行ったことがないであろう沖縄市コザのディープなスポットを楽しむことができます。

03│沖縄市の観光情報を知りたいならここ!

近隣の観光スポットや現地発着ツアー、その時期に開催されるイベントなど、沖縄市を満喫するための様々な情報を知ることができる「沖縄市観光物産振興協会」。施設内には、観光スポットのパンフレットやイベントのチラシなども設置されています。予定がまだ決まっていなかったり、観光の合間に急に空き時間ができたときには、ぜひ観光案内所へ訪れてみてください!

沖縄市観光物産振興協会

沖縄市観光物産振興協会は、ゲート通りに面したコザミュージックタウン内にあり、観光案内をはじめ沖縄市の特産品の販売、手荷物預かりを行っています。沖縄市にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

住所
沖縄市上地1-1-1 コザ・ミュージックタウン106
TEL
098-989-5566

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沖縄市のおすすめモデルコース

こちらでは、1日中たっぷりコザの魅力に浸れるコースや、アメリカ文化が混ざる北谷町と沖縄市を満喫できるモデルコースをご紹介!ぜひ旅の参考にしてみてください。

【沖縄市】バスで行く、チャンプルータウン「コザ」の魅力にふれる旅

ちょっぴりディープなコザの歴史と文化を訪ねて

沖縄とアメリカが混じり合う、チャンプルーな魅力に溢れたコザのまち。そのディープな歴史と文化を感じられるスポットを訪ねたり、コザが舞台になった映画のロケ地を地元ガイドと巡ったり。昼から夜まで、1日中たっぷりコザの魅力に浸れるコースです。

【北谷町~沖縄市】徒歩とタクシーで味わう「アメリカングルメ」満喫コース

異国情緒あふれる沖縄でアメリカングルメを楽しもう

アメリカ文化の影響を受けた地域として、他とは違った雰囲気が特徴の北谷町と沖縄市のカフェメニューからディナー、バーなど“フルコース感覚”で楽しめるグルメスポットを巡るコースをご紹介します。合間にショッピングなどを取り入れながらグルメ旅を味わってください。

記事作成協力:一般社団法人 沖縄市観光物産振興協会