観光客のみなさまへ 現在、沖縄本島地域は少雨傾向にあり、ダム貯水率が低下し続けています。節水へのご協力をお願いいたします。

安全な沖縄旅行のための基本情報

掲載日:
2023.05.01

どこまでも続く透明度の高い海や、マングローブに覆われた川など、亜熱帯地域ならではの大自然が堪能できる沖縄。
毎年、多くの方が、海水浴やカヤック、山登りなどのアクティビティを楽しんでいる一方で、安全対策を怠り、水難事故や熱中症などによって死者や行方不明者が出ていることも事実です。

ゴールデンウィークやこれから到来する夏休みに向けて、沖縄旅行を安全に満喫していただく為の安全対策や、外あそびの際に必要な事前準備などを確認しましょう。

要チェック!沖縄で遊ぶ際の事前準備や注意事項

INDEX

沖縄の海を満喫するための安全対策「3つの基本」

①ライフジャケットの常時着用

体格にあったものを選んで適切な着用を

釣り、磯遊び、水上オートバイなどで海に落ちても、ライフジャケットを着用していれば、海面に浮かんで助けを待つことができます。ライフジャケットは体格にあった物を選び、ベルトやファスナーは確実に締めて、適切に着用しましょう。

②防水パック入りスマートフォン・携帯電話の携行

緊急時の連絡体制確保には防水パックに入れたスマートフォンが最適

マリンレジャーの大半は海浜や沿岸で行われることから、スマートフォン・携帯電話の電波圏内であることが多く、防水パック等にスマートフォン・携帯電話を入れて携行していれば、事故に遭ったり事故を見聞きしたりした際に助けを呼ぶことができます。

③118番の活用

海のもしもは「118番」で覚えましょう!

マリンレジャーの事故に遭ったり事故を見聞きしたりした際は、海上保安庁の緊急通報用電話番号「118」へ電話を! 第11管区海上保安本部につながります。

その他の気を付けてほしいこと

シュノーケル、マスク、フィンなどの取り扱いには慣れが必要です。
足の届く範囲で熟練者やインストラクターに使い方を教えてもらいながら練習しましょう!岸から沖へ向かう潮の流れ「リーフカレント」には十分注意してください!
また、飲酒後や体調不良時のマリンスポーツは事故に繋がり大変危険です。
十分な睡眠と体調管理を徹底して、無理をせずに時には諦める勇気も大切です。

【危険】離岸流(リーフカレント)の怖さを体験!水難事故を防ぐための大切なポイントを学ぼう【必見】

沖縄の山・森・川を満喫するための安全対策

①山の中の危険生物に注意

気をつけたい山中の危険な生物

ハブ

夜行性で、昼間は岩穴や草むらの中、木の上などに身を潜めていますが、突然目の前に現れることも。ハブの毒は命に関わることもあるので、万一咬まれた場合はその場で応急処置をし、すぐに病院へ。走ると体内に毒が回るので、歩くときにはゆっくりと移動し、車で病院まで運んでもらいましょう。

スズメバチ

スズメバチは香りや色に反応して攻撃してくるので、山に入るときは香りの強い香水や化粧品、黒い服など、スズメバチを刺激するようなものは避けましょう。万一刺されてしまった場合は、毒を取り除いて傷口を冷やしながら病院へ。

アフリカマイマイ

アフリカマイマイは広東住血線虫という寄生虫を体内に宿しており、これが人間に寄生すると好酸球性髄膜脳炎という病気を引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。手で触ったり、這った跡に触れるだけでも感染するので、見かけても絶対に触らないようにしましょう。

②山・森・川に行く際の服装や装備

長袖・長ズボンに雨対策もお忘れなく

山の天候や気温は変わりやすく、舗装されていない事も多いので、最低限の準備は必要です。肌が露出しないよう長袖・長ズボンまたはタイツなどを着用し、雨対策のレインウェアも用意しましょう。川のアクティビティでは、水着やラッシュガード、ライフジャケット、ヘルメットなどが必要になることもあります。ツアー会社が用意してくれるものもあるので事前に確認をしておくと安心です。そのほかに帽子、飲み物、軽食なども用意しておきましょう。

③山歩きや川遊びはガイドツアーを利用

危険を避けて楽しく遊ぼう

山歩きや川遊びの際は、そのエリアを熟知したガイドが案内してくれるツアーに参加するのがおすすめです。ツアーに申し込めば、必要な装備なども事前に教えてもらえますよ。

その他気をつけてほしいこと

自然のものは持ち帰らず、ゴミは持ち帰る

山や森、川を訪れる際は、「そこにあるものは持ち帰らず、ゴミはすべて持ち帰る」のがルール。花や植物を採ったり、食べ残しを放置したりしてはいけません。珍しい動物や植物を見つけたときは、必要以上に近づかず、写真を撮るときにも距離を保ちましょう。なお、希少種は乱獲の恐れもあるため、写真をインターネット上にアップする際は、位置情報を公開しないように気をつけましょう。


熱中症と紫外線対策

沖縄の直射日光と紫外線に注意

沖縄は直射日光が強烈で紫外線も強く、沖縄県外に比べると、熱中症や日焼けのリスクも高まります。
めまいや立ちくらみ、体のだるさや吐き気、けいれん、高体温など熱中症の症状が出たときは、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やし、水分や塩分を補給しましょう。意識がはっきりしなかったり、自力で水分補給ができないときは、ただちに医療機関に。

熱中症対策・日焼け対策について

沖縄の陽射しはとても強く、地元の人は水着で海には入らないほどです。
日焼けによる炎症や熱中症を引き起こしやすいため、こまめに水分・塩分補給をおこない、パラソルや日傘、日焼け避けの羽織りものを用意しましょう。
お子様や特に日焼けが気になる方はラッシュガードなどを着用することをおすすめします。

外あそびの際の安全対策をしっかり行って、沖縄で楽しい思い出をたくさん作ってね♪