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車なしで行ける沖縄の離島12選│ひとり旅にもおすすめ

掲載日:
2023.02.10

沖縄本島から離島へ行く方法

沖縄観光をしたいけれど、車を運転できなかったり、レンタカーを借りられなかったり。そんな時は車なしでもコンパクトに楽しめる離島の旅がおすすめです。沖縄本島から離島へ行く方法は主に3つあります。まず飛行機、そして船。さらに、橋で繋がっている離島であればバスなどの公共交通機関で行くことができます。

INDEX

飛行機で行ける沖縄のおすすめ離島

那覇空港から飛行機で行ける離島として久米島、宮古島、石垣島、与那国島をご紹介。それぞれレンタカーを借りずに、車なしで楽しむ方法をお教えします。

久米島(くめじま)

那覇空港から飛行機で約35分。那覇の西約100キロ沖にある久米島は、青い海に白い砂浜だけが浮かぶ「ハテの浜」や、日本の渚百選にも選ばれたイーフビーチ、天然記念物の畳石など、日本離れした風景に出会える風光明媚な島です。主要なビーチへは空港から路線バスを利用して行くことができますが、本数が限られているので、事前にルートや時間を確認することをおすすめします。近年では、「シュガーライド久米島」というサイクリングイベントが開催されたこともあって、空港やホテルで自転車を借りて、サイクリングマップを片手に島を巡る人も増えています。島を一周する道路は約45キロ。沖縄の原風景が残る集落や、パワースポットが点在する島の風景を楽しみながらのサイクリングは爽快です。勾配のあるエリアもあるので、体力に自信がない方は電動アシスト付き自転車のレンタルを利用するのがおすすめです。

宮古島(みやこじま)

那覇空港から飛行機で約40分。沖縄本島の南西約300キロの位置にある、大小8つの島からなる宮古諸島の一つです。サンゴ礁が隆起してできた山と川のない平坦な島なので、コーラルブルーに輝く海の透明度は沖縄の中でも別格。伊良部島、池間島、栗間島とは橋でつながっており、あちこちに絶景ビーチが点在しています。宮古島島内を走る路線バスは、ルートや本数が少ないものの、工夫すれば主要な観光スポットを巡ることはできます。バスの時間やルートが希望に合わない場合には、タクシーやレンタサイクルを活用したり、送迎サービス付きのホテルやアクティビティツアーを使用するのがおすすめです。ビーチフロントの宿を滞在拠点にして、あれこれ観光せずに、ひたすらのんびりリゾートするのにも最適な島です。

石垣島(いしがきじま)

那覇空港から飛行機で約50分。沖縄県で3番目に大きい島で、ホテルやお店が並ぶシティリゾートも豊かな自然も楽しめる人気の離島です。玄関口となる南ぬ島石垣島空港から、石垣バスターミナルのある市街地までは路線バスで約30分。バスターミナルを拠点に、市街地内と島内を網羅している路線バスは本数が多く、レンタサイクルやキックボードのレンタルもあるので、車なしでも十分に楽しむことができます。また、市街地から離れた川平湾や米原のヤシ林、玉取崎展望台など定番の観光スポットを効率よく回る定期観光バスや、観光タクシーの利用もおすすめです。そして、石垣港離島ターミナルを拠点として、竹富島、小浜島、西表島などの周辺離島を巡ることもできます。

与那国島(よなぐにじま)

日本最西端の有人島である与那国島へは、那覇空港から飛行機で約1時間15分。在来種の与那国馬がのんびりと草を食む東崎や、島のシンボルでもある立神岩、ドラマ「Dr.コトー診療所」のロケ地となった比川浜、ダイバーたちの憧れの的である海底遺跡など他の島では見られない特徴的な風景が広がっています。起伏の激しい島なので、車なし観光の場合でもレンタバイク、レンタサイクルなどの移動手段を利用するのがおすすめ。事前に予約をしておけば、空港での受け取りや送迎も可能です。そのほか、観光タクシーや、空港と島内3カ所の集落とを結ぶ「与那国生活路線」バスもあります。生活路線バスは1日9便運行していて、誰でも無料で利用することができます。島内は宿泊施設の数が限られているので、宿泊を予定している場合は、事前の予約をお忘れなく。

船で行ける沖縄のおすすめ離島

続いて、沖縄本島から高速船やフェリーなどで行くことができる慶良間諸島のナガンヌ島、渡嘉敷島、座間味島、そして北部にある水納島をご紹介。車なしで楽しむ方法も合わせてご紹介します。

ナガンヌ島(ながんぬじま)

那覇の西12km沖にある、チービシ環礁に浮かぶ東西約1.7kmの小さな島。那覇の泊港からは船で約20分。ダイビングやシュノーケリング付きのツアーに参加することで上陸できます。島全体がサンゴや貝殻でできている無人島ですが、トイレや更衣室、シャワー、ロッカーが完備されています。冬にはホエールウォッチングツアーも開催されます。

渡嘉敷島(とかしきじま)

那覇の西約30kmに位置する慶良間諸島最大の有人島で、那覇の泊港からは高速船で約35分、フェリーで約70分と、日帰りも可能です。船の発着に合わせて運行している路線バスに乗れば、島の代表的な観光スポットである阿波連ビーチに到着。更衣室やシャワー、ロッカーはもちろん、ビーチの周辺にはマリングッズのレンタルや、シュノーケルツアーを催行するショップ、食堂、商店などが並んでいるので、真っ白な砂浜と熱帯魚が群れ泳ぐケラマブルーの海を、帰りの船の時間までたっぷりと楽しむことができます。

座間味島(ざまみじま)

国立公園に指定されている慶良間諸島のひとつで、那覇の泊港からは高速船で約50~70分、フェリーで約90分。世界中のダイバーが恋するケラマブルーの海で、夏はマリンアクティビティ、冬はホエールウォッチングを楽しむことができます。 車なし旅での島内移動は、村営バスかレンタサイクル。人気の古座間味ビーチと阿真ビーチへは、船の発着時間に合わせて村内バスが運行しています。島内は起伏が激しいので、電動付きのレンタサイクルを借りて、点在する絶景展望台を巡るのもおすすめです。

水納島(みんなじま)

サンゴ礁に浮かぶ周囲約4km、人口わずか50人ほどの小さな離島。 上から見るとクロワッサンのような形をしていることから「クロワッサンアイランド」とも呼ばれ、沖縄本島から約15分という近さでありながら、驚くほど美しい海に囲まれています。沖縄本島北部の本部町にある渡久地港から高速船で渡ることができ、島を囲むサンゴ礁の海でのシュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティが人気 。小さな島なので徒歩で移動できます。

公共交通機関で行ける沖縄のおすすめ離島

沖縄本島と橋で繋がっていて、バスや徒歩で渡れる離島もあります。ここでは、那覇から路線バスやシャトルバス、定期観光バスを使って行くことができる瀬長島、浜比嘉島、古宇利島をご紹介します。

瀬長島(せながじま)

沖縄本島南部の西海岸にあり、那覇空港の南側約1.5kmに位置する小さなリゾートアイランド。本島とは海中道路で繋がっているので、那覇市内から電動キックボードやレンタサイクルでも行くことができ、那覇空港から南部方面に向かうシャトルバスや路線バスでアクセスすることができます。海に面して階段状にお店が並ぶ「瀬長島ウミカジテラス」や、日帰り温泉も楽しめる「瀬長島温泉ホテル」があるほか、那覇空港を離発着する迫力満点の飛行機や、美しいサンセットを望むこともできます。

浜比嘉島(はまひがじま)

沖縄本島中部の東側、勝連半島沖にある離島。本島からは海中道路と浜比嘉大橋を通って渡ることができます。赤瓦屋根の屋敷や石垣など、昔ながらのたたずまいが残る集落や、琉球の創世神にまつわるスポットが点在しているので、のんびり散策するのがおすすめ。那覇からは路線バスで海中道路に向かい、うるま4島を循環するコミュニティバスに乗り換えて、約3時間で到着します。途中、海中道路にある「海のあやはし館」にある観光協会でレンタサイクルを借りることもできます。

古宇利島(こうりじま)

沖縄本島北部に位置し、全長約2キロの古宇利大橋を通って島に渡ることができます。橋から見渡すエメラルドブルーは文字通りの絶景! 定期観光バスのコースにも含まれている人気のスポットです。那覇からのアクセスは「やんばる急行バス」や路線バスを乗り継いで約2時間30分〜3時間。島内にあるホテルや一棟貸しの別荘に宿泊して、レンタサイクルでのどかな島を一周するなど、島のリズムをゆったり楽しんでみるのもおすすめです。

車なしでも楽しめる、沖縄の離島に行ってみませんか?

いかがでしょうか? 沖縄の離島は移動手段や所用時間、費用などをしっかり確認してプランを立てておけば、車がなくても十分に楽しむことができます。むしろ、車がない方が、ゆったりとした離島ならではの時間を過ごすことができるかもしれません。ぜひ、車のない離島旅の楽しさを満喫してみてくださいね。