【今月の沖縄そば】沖縄市・コザ一番街|796(ナンクル)
- 掲載日:
- 2026.06.03
沖縄グルメの定番「沖縄そば」。
この記事では、沖縄県在住の「おきなわ物語」編集部ライターが、実際に訪れたおすすめの沖縄そば店をご紹介します。
話題の新店から地元で長年愛される老舗の名店まで、今月出会った一杯をお届け。あわせて、立ち寄りたい周辺スポットもご紹介します。
気の向くまま、足の向くまま。
あなたも沖縄そば巡りを楽しんでみませんか。
沖縄市・コザのアーケード通り「一番街」へ。
ディープな歴史と異文化が混ざり合う街、沖縄市・コザ。
戦後の異文化の影響を色濃く残しながら、独自の音楽やアートが今も息づいています。
沖縄のほかの地域とはひと味違う空気感に出会えるのも、この街ならでは。
コザの中心地にあるのが、昔ながらのアーケード商店街「一番街」。ノスタルジックな雰囲気が漂う通りを歩きながら、コザならではの歴史と文化を感じることができます。
1975年、沖縄で初めてアーケード化した商店街として知られる一番街。老舗が軒を連ねる一方で、空き店舗を活用した若いクリエイターの店も少しずつ増えています。
商店街の入り口には映画館、夜には「せんべろ」を楽しめる居酒屋でにぎわうなど、新たな盛り上がりを見せています。
そんなアーケード街を散策していると、沖縄そばのなんとも良い香りが漂ってきて、フラフラと誘われるように引き寄せられるお店がありました。
「796(ナンクル)」で味わう新感覚の沖縄そば
今回訪れたのは、沖縄市・コザの一番街にある「796(ナンクル)」。
昔ながらの雰囲気が残る商店街の一角で、ひと味違う“新感覚”の沖縄そばを味わうことができます。
コンクリート打ちっぱなしの壁が印象的な店内は、モダンな雰囲気でありながら、ランプのやわらかな灯りが印象的です。
メニューは、「至高の沖縄そば」や「二郎系アグー沖縄そば」、「月替わり沖縄そば」など、思わず気になってしまうユニークなラインナップ。どれにしようか迷いながらも、今回は評判だという「ハーブが香るバターチキンカレーそば」をいただくことにしました。
スープは、アグー豚の豚骨だしをベースに、数種類のハーブとスパイスをブレンドしたカレースープ。バターのコクが加わることで、まろやかでクリーミーな味わいに仕上がっています。口に運ぶと、じんわり広がるスパイスの香りとほどよい刺激。見た目は濃厚ながら、後味は意外にもさらりとしていて、思わずれんげが進みます。
麺には、沖縄市の老舗製麺所「知念製麺所」の生麺を使用。ほどよいもちもち感があり、クリーミーなカレースープによく絡みます。
トッピングの肉は、やんばる産の若鶏。ひと口頬張ると、ほろほろとほどけるような柔らかい食感でした。
バターチキンカレーそばを注文するなら、ぜひ一緒に頼みたいのが「ライス・温泉卵・チーズ」の3点セット。
麺を食べ終えた後は、残ったカレースープにライスと温泉卵、チーズを加えて、 “〆(しめ)のチーズリゾット”として楽しめます。
さらに希望すれば、スタッフが目の前でバーナーを使ってチーズを炙ってくれる演出も。香ばしい焼き目が加わり、最後までワクワクしながら味わえます。
ちなみにこちらは、定番メニューの「至高の沖縄そば」。
トッピングの「お肉」の選択で「ラフテー」を選ぶと、インパクト抜群の“特大ラフテー”が登場します。
甘みのあるタレでじっくり煮込まれたラフテー。肉の旨みを存分に味わえる、肉好きにはたまらない一杯です。
「ナンクル796」店長に聞く、沖縄そばへのこだわり
当店では、アグー豚を使った豚骨スープをはじめ、やんばる鶏や地元の老舗製麺所の麺など、できるだけ沖縄県産の食材を使うことにこだわっています。
また、毎月“月替わり沖縄そば”も用意していて、何度来ても楽しめる一杯を目指しています。
若い方から観光客、ファミリーまで、さまざまなお客様に来ていただいています。コザを訪れた際に、立ち寄ってもらえたらうれしいです。
一番街に漂う出汁の良い香りに誘われて、ふらりと立ち寄った沖縄そば屋「ナンクル796」。
ユニークな個性派の沖縄そばは、また足を運びたくなるような、クセになる味わいでした。
※掲載しているお店や味の感想は、実際に訪れたライター個人の主観によるものです。感じ方には個人差がありますので、参考としてお楽しみください。
食後は、エイサーのまちを感じるスポットへ
沖縄市・コザは、 “エイサーのまち”として知られるほど、エイサー文化が深く根づく地域です。
毎年、旧盆明けの週末には、沖縄最大級のエイサーイベント「沖縄全島エイサーまつり」が開催され、県内各地の青年会による迫力ある演舞が披露されます。
エイサー会館
「ナンクル796」からほど近いコザ・ミュージックタウン内には、エイサーの魅力を体感できる「エイサー会館」があります。
館内には、エイサーで使われる太鼓や衣装などの展示をはじめ、音楽や歴史を紹介するコーナーを設置。迫力ある演舞映像を鑑賞できるほか、音楽に合わせて太鼓を叩いたり、踊りを体験できるコーナーも楽しめます。
コザの街歩きとあわせて、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。




































