沖縄の伝統行事「ハーリー」とは?迫力のみどころを紹介!

掲載日:
2026.06.01

沖縄の初夏を彩る伝統行事「ハーリー」。
海の安全や豊漁を祈願して行われるこの催しは、地域ごとに個性があり、沖縄ならではの熱気と一体感を体感できます。
今回は、ハーリーの由来や見どころ、初心者でも楽しめるおすすめポイントをご紹介します。

ハーリーとは?

沖縄の初夏を彩る「ハーリー」。
海の上に響く掛け声や太鼓の音とともに、色鮮やかな船が力強く海を駆け抜けます。

ハーリーとは、沖縄各地で行われる伝統的な海の行事で、航海安全や豊漁を祈願して行われる競漕(きょうそう)です。
地域によって「ハーレー」と呼ばれることもあり、旧暦5月4日(ユッカヌヒー)を中心に県内各地で開催されています。2026年のユッカヌヒーは6月18日(木)にあたり、この時期には県内各地でさまざまなハーリーが開催されます。

ハーリーの起源には諸説ありますが、中国から伝わった「龍舟競漕(ドラゴンボート)」文化が由来とも言われています。古くから海とともに暮らしてきた沖縄ならではの文化として、現在まで受け継がれてきました。
ハーリーで使用される船は地域によって異なり、龍の装飾が施された「爬龍船(はりゅうせん)」や沖縄の伝統漁船「サバニ」を使ったハーリーが行われています。

また、沖縄県内では、小規模なものを含めると50以上のハーリーが開催されていると言われており、地域ごとに競技内容や祈願の方法にも違いがあります。
学校対抗戦や一般参加レースを行う地域もあり、伝統行事でありながら、市民参加型イベントとして親しまれているのも特徴です。
海上に響く掛け声や太鼓の音、力強く海を進む船の姿は迫力満点。同じ「ハーリー」でも、それぞれ異なる歴史や文化を感じられるのも魅力のひとつです。

地域ごとのハーリー紹介

沖縄では各地でハーリーが開催されており、それぞれ異なる魅力があります。
その中でも「那覇ハーリー」と「糸満ハーレー」は多くの人が訪れる代表的なハーリー。
同じハーリーでも、使われる船や競技、会場の雰囲気には地域ごとの個性があり、見比べてみるのも楽しみ方のひとつです。

那覇ハーリー

観光客にも人気の大型イベントで、ゴールデンウィーク期間中に開催されることが多い那覇ハーリー。
会場では伝統的な爬龍船競漕に加え、学校対抗戦や一般企業チームによるレースなども行われ、毎年多くの人で賑わいます。
真剣勝負ならではの迫力はもちろん、仲間同士で息を合わせながらゴールを目指す姿に、会場から大きな声援が送られるのも見どころ。
地域行事としてだけでなく、市民参加型イベントとして親しまれているのも那覇ハーリーの特徴です。
また、最終日に行われる「御願(うがん)バーリー」では、泊・久米・那覇の3地域が航海安全や豊漁を祈願しながら競漕を披露。
伝統文化とイベントの賑わい、両方を楽しめるハーリーです。

第52回那覇ハーリー/開催終了

開催日時
2026年5月3日(日)〜2026年5月5日(火)
開催場所
那覇港新港ふ頭
住所
沖縄県那覇市港町1丁目14

詳細ページを見る

那覇ハーリー会館でハーリー文化に触れる

那覇市にある那覇ハーリー会館では、ハーリーの歴史や文化について学ぶことができます。
館内には、実際に那覇ハーリーで使用されている「爬龍船」が展示されており、その大きさや存在感を間近で見ることができるのも魅力。
龍の装飾が施された色鮮やかな船は存在感があり、沖縄の海の伝統文化を感じさせてくれます。

また、展示されている爬龍船には実際に乗船することも可能。船に乗ることで、漕ぎ手たちの目線や船の大きさをよりリアルに体感できます。
さらに、ハーリーの歴史や写真展示などもあり、イベントを訪れる前に立ち寄れば、ハーリーへの理解がより深まりそうです。

那覇ハーリー会館

営業時間:10:00〜17:00 不定休
住所:那覇市泊3-1-8
料金:無料

糸満ハーレー

漁師の町・糸満で受け継がれてきた糸満ハーレーは、より伝統色の強い行事として知られています。
豊漁や航海安全を願う「御願(うぐゎん)バーレー」や、船をわざと転覆させて競う「クンヌカセー」など海人(うみんちゅ)の町らしい迫力ある競技もみどころです。
また、糸満ハーレーの名物として知られているのが「アヒラートゥエー(アヒル取り競争)」。
海に放たれたアヒルを泳いで捕まえる伝統競技で、地域の人たちにも親しまれてきました。
現在は動物への配慮を行いながら実施されており、長年愛されてきた糸満ハーレーの風物詩として知られています。
地域の歴史や文化、海とともに生きてきた人々の暮らしを感じられるのも、糸満ハーレーならではの魅力です。

糸満ハーレー <毎年旧暦5月4日開催>

開催日時
2026年6月18日(木)
開催場所
糸満漁港中地区
住所
沖縄県糸満市糸満603−1

詳細ページを見る

シャボン玉石けん くくる糸満で糸満ハーレーについて学ぶ

糸満市にある「シャボン玉石けん くくる糸満」では、糸満ハーレーに関する展示を見ることができます。
館内の常設展示コーナーでは、糸満ハーレーの歴史や文化、競技について紹介されており、地域に根付く海人文化に触れられるのも魅力です。

館内には実物大のサバニを展示したホール「サバニシアター」もあり、沖縄の伝統漁船を間近で見ることができます。
糸満の漁業や伝統文化に関する展示もあり、ハーレーとともに発展してきた地域の暮らしを感じることができます。

シャボン玉石けん くくる糸満

糸満市観光文化交流拠点施設

住所
糸満市潮崎町1丁目1番2 (糸満市役所となり)
TEL
098-992-2500

詳細ページを見る

2026年主なハーリー開催予定

沖縄では、県内各地でハーリーが開催されています。
那覇や糸満だけではなく、漁港や地域ごとに受け継がれているのもハーリー文化の特徴です。
開催時期や内容は地域によって異なり、地元色あふれるハーリーを楽しめるのも魅力。
旅行のタイミングに合わせて、各地のハーリーを巡ってみるのもおすすめです。

奥武島海神祭(ハーリー)

漕ぎ手が橋から海に飛び込んで乗船する「流れ船」がみどころのひとつ。また、船を転覆させた後、持ち上げて再び漕ぎ始める「クンケーラーシー」などがあります。

開催日時
2026年6月18日(木)
開催場所
奥武島海岸
住所
沖縄県南城市玉城奥武

詳細ページを見る

港川ハーレー(爬竜船競漕)

沖縄の伝統漁船「サバニ」を使った迫力ある競漕が行われる港川ハーレー。
「全島奉納角力(すもう)大会」も開催され、ハーレーと沖縄角力の熱気を同時に楽しめるのも魅力です。

開催日時
2026年6月18日(木)
開催場所
港川漁港
住所
沖縄県島尻郡八重瀬町港川

詳細ページを見る

第19回豊見城ハーリー大会

沖縄のハーリー「発祥の地」と言われる豊見城で開催される伝統行事。地元企業や団体による熱いレースが行われ、美伊海を舞台に地域一体となって盛り上がります。

開催日時
2026年7月19日(日)〜2026年7月20日(月)
開催場所
豊崎美らSUNビーチとイーアス沖縄豊崎の間の水路及び緑地帯
住所
沖縄県豊見城市豊崎5−1

詳細ページを見る

第42回読谷村ハーリー大会開催

エメラルドグリーンの海が広がる宇座海岸を舞台に開催される読谷村ハーリー大会。自治会対抗や学生の部など地域密着型のレースが行われ、地元ならではの熱気を楽しめます。

開催日時
2026年6月21日(日)
開催場所
宇座海岸
住所
沖縄県中頭郡読谷村宇座

詳細ページを見る

名護ハーリー

県内でも多くのチームが参加する名護ハーリーは、地域の熱気を感じられる人気イベント。サバニを使った競漕では、漕ぎ手たちの息の合った「ゆいまーる」の精神を感じることができます。

開催日時
2026年8月2日(日)
開催場所
名護漁港内
住所
名護市城3丁目5-16

詳細ページを見る

伊江島海神祭(パーリ)

伊江島ではハーリーを「パーリ」と呼び、古くから親しまれています。
船をわざと転覆させて再び立て直すダイナミックな「転覆競漕」や、島全体で盛り上がる多彩な催しも魅力です。

開催日時
2026年6月18日(木)
開催場所
伊江港周辺
住所
沖縄県国頭郡伊江村川平

詳細ページを見る

一緒に読みたい記事

旧暦5月4日に開催される「糸満ハーレー」に行ってきました♪

こちらは2023年に開催された「糸満ハーレー」の様子を、沖縄観光PR大使の花笠マハエちゃんがレポートした記事です。
会場の熱気や迫力ある競漕の雰囲気を、ぜひチェックしてみてください!

記事を読む

この記事いいね!

ハート

0人がいいね!

掲載日:
2026.06.01

※掲載内容は、掲載日もしくは更新日時点での情報です。