11/29はうちな～いい肉の日！沖縄ブランド牛5選
- 掲載日：
- 2025.11.29
11月29日は「うちな～いい肉の日」！
沖縄のお肉といえば、真っ先に思い浮かぶのは「アグー豚」という方も多いはず。でも実は、沖縄には全国に誇れるブランド牛がたくさんあるんです！温暖な気候とミネラル豊富な牧草、そして生産者の愛情たっぷりに育てられた沖縄の和牛は、全国各地のブランド牛に引けを取らない美味しさです。
本記事では、山城牛、石垣牛、宮古牛、伊江牛、もとぶ牛という沖縄を代表する5つのブランド牛と、それぞれを味わえるお店をご紹介します。「うちな～いい肉の日」をきっかけに、沖縄が誇る極上のお肉をぜひ堪能してみてください！
INDEX
山城牛｜うるま市の高台で愛情込めて育てられる、希少なブランド牛
沖縄本島・中部エリアに位置するうるま市で飼育されている「山城牛」。生産者である山城畜産が、一頭一頭愛情を込めて育てた黒毛和牛です。
良質な飼料と徹底した健康管理のもと育てられた山城牛の魅力は、何といっても脂の上品な甘みと、驚くほど柔らかな肉質。クセがなくあっさりとした味わいで、思わず箸が進んでしまうおいしさです。流通のほとんどが県内に限られているため、贈答用としても人気です。沖縄を訪れたなら、ぜひ味わってみてください。
◆取材レポート◆「土鍋飯ぽかぽかminatogawa」
今回、実際に山城牛を味わいに訪れたのは、浦添市港川の港川ステイツサイドタウンにある「土鍋飯ぽかぽかminatogawa」。那覇市で人気の土鍋ご飯専門店の2号店です。店名の通り、心と体がぽかぽかになる温かい料理が楽しめるこのお店には、連日多くのお客さんが訪れています。
メニューには、「山城牛の肉たく土鍋御前」や「山城牛のカニクラ土鍋御前」「山城牛の海老天つゆしゃぶ土鍋御前」など山城牛を使った贅沢御膳が並び、どれも気になるものばかり。
その中から今回いただいたのは、お店の人気メニュー「山城牛の焼きすき土鍋御膳」。ぽかぽかさんでは仕入れたお肉を店内で丁寧に捌き、バランスのいい部位をこの御膳に使用しているそうです。マネージャーの比嘉さんによると、山城牛は脂身も控えめでさっぱりと食べられるため「焼きすき」との相性が抜群とのこと。これまで飲食店で提供される機会が少なかった山城牛を扱えるようになり、念願叶って生まれたメニューだというお話からも、強いこだわりと熱意が感じられます。
運ばれてきた炊き立ての土鍋ご飯の蓋を開けると、ふわっと立ち上る湯気と、つやつや輝く白米に思わず気分が高まります。この日のお米は島根県産「きぬむすめ」。品種は定期的に変わるそうで、そんなちょっとした変化も訪れる楽しみのひとつになります。
いよいよメインの焼きすきを実食。
生でも食べられるほど新鮮な山城牛を軽く焼き、徳森養鶏場の「くがに玉子」と特製ダレにくぐらせていただくと、コクの中にほどよい脂の旨みが広がり、柔らかさと後味の軽さが絶妙です。2枚目からは炊き立てご飯をお肉で包んで頬張れば、思わず目を閉じて噛みしめてしまう満足感。
お肉を楽しんだあとは、鉄板にお野菜を。
この日のお野菜は白菜、ねぎ、厚揚げ。お肉の脂が残った鉄板で焼くことで旨みをたっぷり吸い、いつもの野菜が驚くほど美味しく感じられます。お肉・野菜・小鉢に、沖縄の家庭料理として親しまれる「かちゅー湯」まで堪能し、大満足の御膳でした。
さらに店内では、土鍋やお店自慢の出汁の販売も行っており、自宅でも土鍋での炊飯や、お店の味を気軽に楽しむことができます。旅の思い出や、料理好きな方へのちょっとした手土産にもぴったりです。
地元のお客様が9割を占めるという「土鍋飯ぽかぽか」さんは、月に一度のご褒美として訪れる方も多い人気店。山城牛と炊きたて土鍋ご飯という贅沢な組み合わせをゆっくり楽しむためにも、予約がおすすめです。
沖縄県産ブランド牛の奥深い味わいと、心温まる土鍋ご飯の魅力を、ぜひ味わってみてください。
石垣牛｜南国の恵みを受けて育つ、八重山が誇る極上黒毛和牛
全国に名を馳せるブランド牛の多くが、実は石垣島で生まれた子牛だということをご存知ですか？子牛の頃に全国へ出荷され、各地で大切に育てられて、それぞれの土地を代表する銘柄牛へと成長していきます。
そんな石垣島で、生まれてから出荷まで一貫して育てられる黒毛和牛が「石垣牛」。ハワイとほぼ同じ緯度に位置するこの島は、一年中青々とした牧草が育つ温暖な気候、豊かな水源、そしてのびのびと牛を育てられる広大な土地と、和牛飼育に理想的な環境が整っています。生後20ヶ月以上、八重山地区で長期間かけて丁寧に飼育管理された黒毛和種だけが「石垣牛」を名乗ることができる、厳しい基準をクリアしたブランド牛です。
脂身が多すぎないさっぱりとした味わいと、甘みのある風味豊かな旨味をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
石垣牛を味わえるお店
OKINAWA ORIGINAL STEAK HOUSE 473
《石垣牛沖縄和牛と泡盛熟成ステーキ専門》
- 住所
- 那覇市久茂地1-2-1 Y'sビル2階
- TEL
- 098-988-9925
TOP TREE（トップツリー）- SKY GARDEN -
沖縄初!!『音・食・飲・遊・観』が全て揃った超エンタメ系空間！「“TOP TREE”(トップツリー)- SKY GARDEN-」が沖縄国際通りドン・キホーテ最上階に2023年7月オープン♪♪
- 住所
- 那覇市松尾2-8-19 ドン・キホーテ国際通り店7F
- TEL
- 098-861-1133
焼肉・ホルモン 名嘉真（なかま）
観光地でも有名な沖縄市民の台所「那覇牧志公設市場」近く、絶品のアグー豚焼肉・ホルモン専門店
- 住所
- 那覇市松尾2-10-20
- TEL
- 098-975-5252
宮古牛｜宮古島の豊かな恵みが生んだ、知る人ぞ知る逸品
多良間村を含めた宮古島地域で生まれた子牛を、出荷まで15ヶ月以上じっくりと一貫体制で育て上げた黒毛和種、それが「宮古牛」です。
宮古島の温暖な気候の中で、肉質に影響を与えないよう牛にストレスを与えず、快適な環境で愛情たっぷりに育てられた宮古牛は希少なブランド和牛。宮古島や沖縄本島の限られた飲食店でしか味わうことができず、精肉店での取り扱いも少ない、まさに"幻の高級和牛"なんです。
レストランや焼肉店で「宮古牛」のメニューを見かけたら、貴重な機会を逃さず、島が育んだ極上の味わいをぜひお楽しみください。
宮古牛を味わえるお店
伊江牛｜ミネラル豊富な土壌が育む、伊江島のブランド牛
美ら海水族館からその様子を眺めることができる「伊江島」は、本部港からフェリーで30分、気軽に行ける離島の一つです。
伊江島のミネラルたっぷりな牧草と独自の技術で丹精込めて育てられるのが「伊江牛」。島内で生まれてから出荷まで一貫して育てられ、「幻の牛」とも呼ばれるほど希少価値の高いブランド牛なんです。
味わい深い赤身と、香りのよいさっぱりとした脂が特徴。牛一頭一頭の体調や環境に気を配り、きめ細やかな管理により上質な肉質に仕上げられています。希少な伊江牛は本島でも出会える機会が少ないので、メニューで見かけたら、ぜひその希少な味わいをお見逃しなく。
伊江牛を味わえるお店
もとぶ牛｜やんばるの自然とオリジナル飼料が育む、極上の味わい
桜の名所で知られる八重岳や透明度の高いビーチを有する沖縄本島北部・本部町で、「もとぶ牛」は育てられています。
もとぶ牛を育てる「もとぶ牧場」の特徴は、廃棄されてしまう沖縄オリオンビール粕を活用したオリジナル発酵飼料。こだわりの詰まった飼料によって育てられたもとぶ牛は驚くほどなめらかな口当たりと、上品な甘みが堪能できます。
その品質は折り紙つきで、2013年には「農林水産大臣賞最優秀賞」を受賞。以降、焼肉やしゃぶしゃぶ、ステーキやハンバーグなど幅広い分野で支持されています。
大切に育まれた上質な味わいを、特別なひとときにお楽しみください。
もとぶ牛を味わえるお店
焼肉もとぶ牧場 もとぶ店
牧場直送、こだわり直営店。
もとぶ牛を贅沢に堪能できる特選コースからアラカルトまで豊富なメニューをご用意しております。
牧場直送ならでは、希少部位や鮮度の高いホルモンも取り揃えております。丁寧に焼き上げた牛肉は、凝縮された旨味とともに、優しい甘みと口溶けの良さが楽しめる逸品です。ぜひお店でご賞味ください。
- 住所
- 国頭郡本部町字大浜881-1
- TEL
- 0980-51-6777
沖縄のブランド牛を味わう旅へ
いかがでしたか？石垣牛、宮古牛、山城牛、伊江牛、もとぶ牛——それぞれの土地の気候や風土、そして生産者の想いが詰まった沖縄のブランド牛たち。アグー豚も美味しいけれど、沖縄が誇る上質な和牛も、ぜひ旅の食事リストに加えてみてください。
11月29日の「うちな～いい肉の日」をきっかけに、あるいは沖縄を訪れた際に、地元で愛されるブランド牛を味わってみてはいかがでしょうか。島ごとに個性が光る沖縄の牛肉を食べ比べる、そんな贅沢な旅も、きっと素敵な思い出になるはずです。
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