首里城公園「中秋の宴」に行ってきました☆

はいたい♪マハエです!

先月の9月14日(土)に首里城にて、「中秋の宴」が開催されました!

「中秋の宴」は、琉球王国時代に中国皇帝の使者である冊封使(さっぽうし)をおもてなしするために開かれた七つの宴のうちの一つで、旧暦の8月15日の十五夜の下で行われていた宴を再現しています。

首里城正殿前の御庭で正殿の背後から昇る満月を見ながら、琉球古典舞踊の演舞や人間国宝の古典芸能、さらには組踊(くみおどり)も堪能できるという、琉球の歴史が詰まった宴をご紹介します☆

 

首里城に着くと、有料エリアの外は開場を待ちわびたたくさんの人で行列ができていました。

日が落ちてきていよいよ開演です!

まだ月は見えませんが正殿前とあって、歴史風情漂う厳かな雰囲気です。

県民の方も多く来場されていましたが、国内外の観光の方もいらっしゃっていて、歴史ある宴への関心の高さを感じました♪

 

まず最初は、古典舞踊の「若衆ぜい(わかしゅぜい)」

 

「ぜい」とは武将たちが式や合図の為に使った道具で、琉球舞踊では太平の世を祝うめでたい道具として使うそうです。

3名の若衆(少年)がぜいを手に持ち、打ち振りながら地謡(じかた※舞台の奥で演奏している奏者)の演奏に合わせ踊ります。

 

続いて「瓦屋(からやー)」

月見を主題にし、親指と人差し指の2本で月を見上げている仕草を表現するのが「瓦屋」の特徴ということでゆったりとした優雅な舞の美しさと、鮮やかな衣装が夜に映えて大変綺麗でした☆

 

次の演目は古典芸能。人間国宝が登場すると観客の拍手も一層大きくなり、会場全員、御庭内に響きわたる歌声に酔いしれていました。

城間徳太郎さん

 

西江喜春さん

 

人間国宝5名揃っての舞台は圧巻の迫力でした!

城間徳太郎さん(三線)、西江喜春さん(三線)、比嘉聰さん(太鼓)、照喜名朝一さん(三線)、宮城能鳳さん(踊り)

 

続いての演目は組踊「女物狂(うんなむぬぐるい)」の上演。

組踊とは、台詞・音楽・舞踊で構成された沖縄独自の歌舞劇です。琉球王国時代に日本本土の芸能を参考に創作され、1972年に国の重要無形文化財、2010年にはユネスコ無形文化遺産となりました。

今年が組踊誕生300年の年となっているため、県内では多くの組踊の上演が予定されています。

 

物語は人さらいの男が子どもを騙し、さらってしまうところから始まります。

 

台詞が方言となっているため、方言が分からない方でも理解できるようにと日本語と英語字幕が舞台脇のスクリーンで写されていました!

 

さらわれて悲しむ子どもと、子どもがいなくなり気が狂ってしまった母親。

 

人さらいの男が宿として泊めてもらったお寺で、子どもはなんとか逃げ出して寺の僧にかくまってもらいます。

そこへ母親が現れて再会を果たすことができ、母親は正気に戻るというお話です。

 

宴の最後は、古典舞踊の演目で「醜童(しゅんどう)」がありました。

美しく心冷たい美女と明るく誠実な醜女が踊る、古典舞踊では珍しい仮面を用いた踊りです。

「女物狂」の人さらいも滑稽な表情や演技で笑いが起きるシーンがいくつかあったのですが、「醜童」も動きが面白く、古くからある舞踊にユーモラスな部分があることに驚きました!

 

「醜童」が始まると正殿の上から月が昇り始めてきて満月も楽しめ、初日はお開きとなりました。

二日間を予定していた中秋の宴は、台風接近の影響で二日目は中止となってしまいましたが、キレイな月を御庭から見上げて、かつて国王や冊封使も同じ景色を見たのかなと歴史に思いを馳せることができました☆

御庭は外の景色が見えないので、過去にタイムスリップしたような感覚を楽しむことができます。

首里城では年に数回、このようなかつて琉球王国時代に行われていた行事を再現したイベントもあるので、首里城を訪れるご予定がある方は、ぜひイベントもチェックしてみてください☆

 

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