みんなで譲り合う新しい交通マナー「ゆずり愛バスレーン」
- 掲載日:
- 2026.08.24
沖縄県では、路線バスの定時運行を支え、誰もが利用しやすい交通環境づくりを目指す新たな取り組み「ゆずり愛バスレーン」が2026年11月からスタートします。ドライバー同士が思いやりの心を持って譲り合うことで、バスのスムーズな運行と道路全体の円滑な交通を実現しようという取り組みです。通勤・通学で利用する方はもちろん、レンタカーで沖縄を旅する皆さまにも知っていただきたい新しい交通ルールです。安全で快適な移動のため、ぜひご理解とご協力をお願いします。
INDEX
「ゆずり愛バスレーン」とは?
みんなで譲り合い、交通をもっとスムーズに
「ゆずり愛バスレーン」は、交通規制ではなく、自動車を利用する皆さんの自主的な協力によって、路線バスが走りやすい環境をつくる取り組みです。第1車線を走行中に後方から路線バスが近づいてきた際は、無理のない範囲で進路を譲っていただくことで、バスの定時性や速達性の向上を目指します。一般車両の通行を禁止するものではなく、法的な拘束力もありません。
「ゆずり愛」という名称には、「協力」を義務ではなく、気持ちよくできる思いやりのある行動として広げたいという思いが込められています。バスに乗る一人ひとりの暮らしを支え、「譲ってよかった」と感じられる交通文化を育むことを目指しています。
一人ひとりの小さな「譲り合い」が、バスの利用促進や交通渋滞の緩和につながり、誰もが移動しやすい持続可能な交通社会の実現へとつながります。県民の皆さんはもちろん、レンタカーで沖縄を訪れる観光客の皆さんにも、この取り組みへのご理解とご協力をお願いします。
実施区間・実施時間
対象区間・時間を事前にチェックしましょう
「ゆずり愛バスレーン」の実証実験は、国道58号を中心とした区間で実施されます。対象となるのは、那覇市(久茂地)~沖縄市(胡屋)間と宜野湾市(伊佐)~北谷町(桑江)間で、上下両方向の第1車線が協力の対象です。なお、既存のバスレーンが途切れる区間や、バスが片側1車線を走行する区間は対象外となります。
実施期間は、令和8年11月2日(月)から令和9年3月31日(水)で、平日の午前6時から午後10時まで実施されます。ただし、既存のバスレーン区間では、これまでどおりの交通規制が適用され、協力型バスレーンの対象となるのは規制時間外です。
協力型バスレーンは、一般車両の通行を制限するものではありません。第1車線を走行中に後方から路線バスが近づいてきた際は、安全を確認したうえで、できる範囲で進路を譲ることがお願いされています。日頃利用する県民の皆さんはもちろん、レンタカーで沖縄を訪れる観光客の皆さんも、実施区間や運用内容を事前に確認し、安全運転へのご協力をお願いします。
観光で沖縄を訪れる皆さまへ
レンタカーをご利用の方もご協力をお願いします
沖縄はレンタカーの利用率が高く、多くの観光客が車で県内を周遊しています。そのため、「ゆずり愛バスレーン」は県民だけでなく、沖縄を訪れる皆さまにも知っていただきたい取り組みです。
実証実験では、レンタカー利用者をはじめとする観光客にも分かりやすく周知できるよう、日本語に加え英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)による案内を実施するほか、レンタカー車内ステッカーや空港、ホテル、観光関連WEBサイトなど、さまざまな媒体を通じて情報を発信します。
沖縄の路線バスは、通勤・通学だけでなく、観光地への移動を支える大切な交通手段です。ドライブ中に後方から路線バスが近づいてきた際は、安全を確認したうえで、できる範囲で進路を譲ることが、バスの定時運行や渋滞緩和につながります。沖縄ならではの「ゆずり愛」の気持ちで、快適な交通環境づくりへのご協力をお願いします。
なぜ今、「ゆずり愛」が必要?
路線バスの定時運行を支える取り組み
沖縄県では、自家用車への依存度が高く、中南部を中心に慢性的な交通渋滞が発生しています。道路が混雑すると路線バスにも遅れが生じ、通勤・通学や通院、観光など、日常の移動に大きな影響を及ぼしています。また、バス運転手の不足が深刻化するなか、限られた人員で安定したバス輸送サービスを維持することも大きな課題となっています。
「ゆずり愛バスレーン」は、ドライバー一人ひとりの思いやりある行動によって、バスの定時性や速達性を高め、公共交通を利用しやすい環境づくりを目指す取り組みです。バスが利用しやすくなれば、公共交通への利用転換が進み、渋滞の緩和やCO₂排出量の削減にもつながります。さらに、高齢者が運転免許を返納した後も安心して移動できる社会や、交通事故リスクの低減など、持続可能で安全な交通環境の実現にも期待が寄せられています。
「バスを譲ることが、みんなの移動をスムーズにする。」——そんな小さな思いやりの積み重ねが、沖縄の未来の交通を支える大きな力になります。
みんなでつくる、快適な沖縄の交通環境
一人ひとりの譲り合いが、沖縄の移動をもっと快適に
「ゆずり愛バスレーン」は、道路を利用する一人ひとりの思いやりによって成り立つ新しい取り組みです。交通規制ではなく、自発的な協力を通してバスが走りやすい環境をつくることで、公共交通を利用する人も、自動車を利用する人も、誰もが移動しやすい社会を目指しています。
沖縄県では、実証実験に合わせて特設WEBサイトやポスター・チラシ、テレビ・ラジオCM、オンライン広告のほか、レンタカーや空港、ホテルなど観光客向けのさまざまな媒体を活用し、「ゆずり愛バスレーン」の周知を進めていきます。実証実験期間中は、バスの走行性や道路交通への影響、利用者やドライバーへのアンケートなどを通じて効果を検証し、今後の取り組みに生かしていく予定です。
県民の皆さまも、沖縄を訪れる皆さまも、「ゆずり愛」の気持ちを持って運転することが、より快適で持続可能な交通環境づくりにつながります。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
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