ケラマジカ
けらまじか
つぶらな瞳が可愛い、ケラマジカ
琉球王朝時代に薩摩(鹿児島県)から持ち帰って慶良間に放ったという文献が残るケラマジカ。本土のシカと比べて体が小さく、つのも短めという特徴がありますが、これは野生化した後に、慶良間の環境に適応して変化してきたと考えられていて、現在では慶良間の固有種となっています。個体数が少なく生息域もそれほど広くないため、常に絶滅の危険にさらされる貴重な固有種として天然記念物にも指定されています。大きな瞳、白いハート型のお尻の模様など、その可愛さから観光客にも大人気となっています。