池上永一先生と行く!『黙示録』ゆかりの地めぐり

ハイタイ!マハエです。
今日はちょっと歴史探訪してみたいと思います!
やってきたのは佐敷上グスク(さしきうぃぐすく)にある月代の宮(つきしろのみや)

今回はなんとマハエを案内してくださる方が!
その方とは…

 

仲間由紀恵さん主演でドラマや舞台・映画化もされた、
あの『テンペスト』の作者・池上永一先生です(*゚o゚*)!!!


池上永一先生とは…
1970年生まれの沖縄県出身。
中学卒業まで石垣島で育ち、その後沖縄本島の高校を卒業。
早稲田大学在学中、『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞したことがきっかけとなり、作家として活動を開始。
1998年、『風車祭(カジマヤー)』が直木賞候補に。
2008年発表の『テンペスト』は累計120万部突破の大ベストセラーとなりました。



池上先生は新刊『黙示録』の舞台となる場所を案内してくださいます。
階段を上って奥まで行ってみます。
マハエ、とってもわくわくします~!!

「グスク群のなかでも世界遺産からは外れていてマイナーだけど、ここは琉球王朝を語る上で、スタート地点として大切な場所だよ。」
という佐敷上グスクは、北山・中山・南山に分かれて争っていた琉球三山を初めて統一したと言われる尚巴志(しょうはし)の居城跡と言われています。

尚巴志の500年祭を機に尚氏一族を祀った月代の宮が建立されました。
第一尚氏王統の守護神「つきしろ」に由来し命名したそうです。
階段を上って奥へ進んで行くと月代の宮本殿があります。

「僕はつきしろという概念は古琉球からの美意識に基づく言葉だと思っています。
王統の守り神とされた つきしろ とは何か?
そのことが『黙示録』の中では大切なキーワードになっています。」

グスクは王の居城でもありながら、祈りを捧げる御嶽(ウタキ)があります。
月代の宮本殿の後ろには上グスク之嶽(うぃぐすくのたき)が。
ここは拝所巡礼「東御廻り(あがりうまーい)」のコースになっていますよ♪

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琉球王朝伝統の聖地巡礼 ~東御廻り(あがりうまーい)~

 

「グスクという場所は空気の抜けがある場所。
聖地って厳かな場所っていうイメージがあるじゃないですか。
でも沖縄の聖地ってふわっとした浮遊感がある。
それは沖縄の神様は人を威圧しないで迎え入れてくれる。おもてなしをする神様だからです。
怖がらずに、でも神様への敬意は忘れずに、グスクを訪れてみてください」と池上先生。

さて、佐敷上グスクを後にして、次にやってきたのは…
知念城跡(ちねんぐすくあと)です!

「ここ知念グスクは信仰の対象として山があって、その山のまわりに石積みをしてグスクになった場所で、国王が東御廻りをする時には巫女たちがここに1ヵ月間山籠もりをしたそう。
でもこういった祭祀に莫大な国費がかかっていて、国の財政を逼迫していたんだ。
過剰な祭祀の出費を取りやめることで財政再建が行われていくんだけど、その後も密かに巫女たちは山籠もりを続けていたらしいんだよ。
信仰の力って凄いよね。」

「あそこで『黙示録』の主人公・了泉が…」と池上先生。
小説の重要な場面で出てくる場所はここだったんですね!
おお!っとマハエもそのシーンを思い出して興奮しちゃいました!!

「たとえば勝連城には阿麻和利(あまわり)という人がいたけど、最近は現代版組踊『肝高の阿麻和利』などが上演されて、歴史上の人物である「阿麻和利」にストーリーが生まれた。
そうすると遺跡はただの遺跡ではなくなって、素敵な舞台に見えてくる。
文化的な遺跡ではあるけどストーリーはまた別にあって、それが一体になった時にロマンチックなものとして湧き上がってくる。
そう思うと、まだ佐敷上グスクとか知念グスクには物語が足りないなぁと思うよ。
そういう場所に新しい物語を生み出せれば、たくさんの人が訪れる場所になっていくんじゃないかな。」

遺跡をただ眺めるだけじゃなく、そこに物語を見つけるとまた新しい楽しみ方が生まれると知ったマハエでした!
最後は池上先生と一緒にパチリ。
池上先生、ありがとうございました~!!

『黙示録』は琉球に生まれた天才舞踊家の一生を描いた壮大なお話です。
みなさんもぜひ池上先生の描く琉球を体感してくださいね(*^_^*)

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池上永一先生へ作家として、そして沖縄への思いなどを伺いました。
インタビューはコチラから
https://www.okinawastory.jp/special/mokushiroku/index.html

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【Information】

『黙示録』
発売日:2013 年 10 月 2日
発 行:株式会社KADOKAWA
オフシャルサイト:
http://www.kadokawa.co.jp/mokushiroku/contents/talk.php(外部リンク)



『テンペスト』
第一巻~第四巻(文庫判) 好評発売中
発 行:株式会社KADOKAWA
オフィシャルサイト:
http://www.kadokawa.co.jp/tempest/(外部リンク)