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基本の沖縄サーフィン

[沖縄サーフライダー連盟(OSA)]理事長に訊く!(TOP写真提供/石垣大樹)

県外とは全く異なる沖縄の海。ビジターでもこの美しい環境でサーフィンを楽しむために、何を知っておくべき? そんな疑問を解決すべく、沖縄サーフィン会を取りまとめる[沖縄サーフライダー連盟(OSA)]の理事長・宮城 豊和(みやぎ とよかず)さんにお話を伺いました。

沖縄の海ならではの特色を知ろう

■OSAとはどんな団体ですか?

  • プロはもちろんアマチュアの大会なども開催

    プロはもちろんアマチュアの大会なども開催

私が理事長を務めている[沖縄サーフライダー連盟(OSA)]は、県内のサーフショップのオーナーや、ボランティアスタッフが協力し合いながら、沖縄の海の環境を守り、救助訓練の実施を行うなどサーファーのルールやマナーの向上、選手の技術の向上などを目的に活動を行なう団体です。また、プロのサーキット大会を開催する他、ビーチクリーンのイベントも積極的に主催しています。
現在、沖縄県内にはサーフショップやガイド、スクールがたくさんありますが、OSAに加盟している業者であれば、信頼できると胸を張って言えます。
 

■沖縄サーフィンの現状を教えて下さい

  • 砂辺(北谷町)ポイントのエントリー風景。特に週末は、多くのサーファーが賑わいます

    砂辺(北谷町)ポイントのエントリー風景。特に週末は、多くのサーファーが賑わいます

近年、沖縄県内でサーフィンは盛り上がりつつあります。10年程前に比べて移住者のサーファーも増え、各ポイントではかなり賑いを見せています。沖縄サーフィンが盛り上がるのは、私たちローカルにとっては地域活性化にもつながることで、大変喜ばしいことです。
しかし人口の増加にともなって、事故の心配も出てきます。安全に楽しむには、必ず地元のサーフショップに立ち寄って細かいポイントやコンディション、アクセスに関する詳しい情報を得るようにしてください。

 

■沖縄の海の特色は?

  • ボトムは硬くて鋭利なリーフが一般的な沖縄の海

    ボトムは硬くて鋭利なリーフが一般的な沖縄の海

季節的には、大きく分けて夏場は東側、冬場は西側というのが一般的です。そして、南部のポイントでは1年を通してコンスタントに良質な波が期待できます。
もちろん夏場は、島の至る所でうねりが期待できます。そして、冬場(12~3月)は、西高東低の気圧配置により東側に低気圧が停滞し、北うねりをひろう西側である東シナ海側のポイントで質の良い波が発生します。
ただ、全エリアを通して、全く波の無い日もありますので、ご注意を。
波質としては、全国では大半となる「ビーチブレイク」とは異なり、「リーフブレイク」です。ボトム(海底)が砂地のビーチブレイクとは根本的に考え方や方法が異なり、その性質をしっかり把握していないで海に入ると、大きな危険を伴います。

 

■「リーフブレイク」について詳しく教えて下さい

  • 干潮時のリーフの様子。岩礁同様に硬い表面は非常に鋭利なため、ビジターは履物着用が必須

    干潮時のリーフの様子。岩礁同様に硬い表面は非常に鋭利なため、ビジターは履物着用が必須

「リーフ」とは、サンゴ礁を指します。ギザギザした鋭い先端で足を怪我することもあり、特にビジター(ローカル以外のサーファー)は、リーフブーツは必須です。また、リーシュコードが切られて、ボードが流されるということも少なくありません。また、リーフカレントにも注意が必要です。
そこで起きるブレイクが「リーフブレイク」です。リーフのエッジ、つまり地形ベースで波が立つため、ポイントは限られ、必然的にサーファーはそこに集中します。
また、アウトリーフではビッグサイズが起こるのも特徴です。また、沖に出ないと波が来ないため、パドリングが重要です。場合によっては、舟などでポイントまで行くこともあります。
 
島の周り全てが基本的にリーフで囲まれているため、サーフィンのできる時間帯は満潮時の前後4時間のみです。干潮時は、リーフが剥き出しになってサーフィンはできません。
このような沖縄ならではの海の特色を知って、安全にサーフィンを楽しむことが大切となります。
従いまして、私たちは注意喚起を行いつつ、県外からのサーファーも含めて、誰もが安全にサーフィンを楽しめるようPRするなど、日々心がけています。

■逆に他県と同じ所は?

  • 砂辺ポイントにほど近い、宮城さん経営のサーフショップ&サーフバー『ハードリーフ』

    砂辺ポイントにほど近い、宮城さん経営のサーフショップ&サーフバー『ハードリーフ』

全国で事情は同様ですが、沖縄にもその場所その場所に「ローカル」、つまり地元サーファーが存在しますので、ルールやマナーを守らないとトラブルにならないとも限りません。
それでも、私たちは「いちゃりばちょーでー(一度会ったら皆兄弟)」の文化がありますので、一度でも会って言葉を交わせばみんな兄弟。誰でもウェルカムですので、そういった意味でも、やはり地元のショップに一度足を運んでもらうのがよろしいでしょう。
 

■沖縄サーフィンをより楽しむためには?

  • 沖縄特有の高い透明度が自慢の美ら海で、他県にはないサーフ体験を(写真提供/石垣大樹)

    沖縄特有の高い透明度が自慢の美ら海で、他県にはないサーフ体験を(写真提供/石垣大樹)

先ほどお話した通り沖縄サーフィンは、満潮時間や潮位の確認が第一です。言うまでもありませんが、満潮の時間や高さは日々変わるため、情報をこまめにキャッチする必要があります。
例えば、「携帯用潮位表」がコンビニ等で手に入る他、気象庁のサイトでも簡単に調べられます。
そういった事情や特色をしっかり把握し「安全第一」に、ルールとマナーさえ守れば、他県では絶対にない、素晴らしいサーフィンを体験できることでしょう。
全国のサーファーの皆さんにも、ぜひとも一度私たちのこの美しい海で、沖縄サーフィンを体感してもらいたいですね。

サーフィン用語

宮城 豊和(みやぎ とよかず)さん。[OSA]理事長&サーフショップ『ハードリーフ』オーナー。沖縄サーフィン発祥の地、北谷町で生まれ育った現役のサーファー。安全指導、環境保護、若手育成等、沖縄サーフィンの発展に日々尽力。
 

掲載日:2016.02.25

※掲載内容は、掲載日時点での情報です。最新情報は、ご利用前に各施設などにご確認下さい。

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