体験・宿泊渡嘉敷村

ナガンヌ島

那覇から20分で行ける無人島。慶良間ブルーの海に囲まれたナガンヌ島は、無人島には珍しくトイレや宿泊施設もあり安心して楽しめる、まるで天然の水族館だ。

慶良間ブルーに囲まれたナガンヌ島で安全・安心な無人島体験を

感染対策も安全対策も、できることを徹底的に

感染対策も安全対策も、できることを徹底的に

 沖縄の無人島アクティビティといえば、今や真っ先に名前が挙がるほど人気のナガンヌ島。ひざまでの浅瀬でも、たくさんの魚が間近で見られる美しい海。日帰り海水浴をはじめ、シュノーケルやオーシャンウォーク、カヤック、SUPなどの各種マリンスポーツはもちろん、キャンプやレストハウスでの宿泊も楽しめる。
 島への渡航やツアーの企画・運営は、株式会社とかしきが担っている。そもそもオープンエアーなので密とは無縁だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は避けられず、利用客は激減。来島者数は、コロナ直前の2019年は約2万4千人、コロナ後は2020年約8700人、2021年は約8900人と6割以上も落ち込んだ。
 利用者が減っても船や施設のメンテナンスは欠かせない。加えて、新たな感染対策やキャンセル対応、旅行会社との再調整など、業務量はむしろ増えているという。同社の山城堅治さんは、苦しい胸の内を明かしながらも「お客様がいつ来られてもお迎えできるよう、感染対策と安全管理に努めています」と力を込める。
 2020年5月には独自の感染予防対策ガイドラインを作成し、来島者とスタッフが安心して利用できるよう対策を講じた。船や施設内の消毒や換気はもちろん、航空会社やバス会社などの対策を参考に、船内は客席ごとに飛沫防止フィルムを設置。受付時には密集・密接を避けるよう配置を工夫。島内の更衣室やシャワー室の換気や空気循環の対策など、考え得る限りの対策を徹底してきた。

お手軽キャンプとテントサウナ、コロナ禍でも新しいチャレンジ

お手軽キャンプとテントサウナ、コロナ禍でも新しいチャレンジ

 かつてない苦境に見舞われながらも、慶良間諸島の美しい海を来島者に満喫してもらうための工夫と努力は続いている。その一つが、キャンプメニューの充実だ。丸太の椅子、ガス釜を使った焚き火、オシャレなランタン…。山城さんは「装備品を充実させて、アウトドア気分を盛り上げる演出を工夫しました」と笑顔を見せる。
 さらに、キャンパーのレベルやニーズに合わせ、コロナ後は初心者向け・上級者向けの2メニューに拡充した。「キャンプって何を準備すればいいの?」という未経験者や初心者には、必要な器材が全て揃っている「お手軽キャンプ」プランがおすすめ。重い荷物や道具を準備しなくても気軽に楽しめると好評だ。
 2021年12月からは新たにテントサウナもスタートした。従来ある宿泊者限定の五右衛門風呂と合わせて、マリンスポーツで冷えた体を芯からじっくり温めてくれる。無人島でのテントサウナ体験は、昨今のサウナブームとも相まって新たなニーズを掘り起こしそうだ。

主役は自然! 世界に誇る慶良間ブルーの海を楽しんで

主役は自然! 世界に誇る慶良間ブルーの海を楽しんで

 毎年恒例となっている春のビーチクリーンも人気。ナガンヌ島で漂着ごみなどを拾った後は、フリータイムでマリンスポーツやバーベキューを楽しめる。2022年は3月26、27日に開催を予定している(雨天などの場合は4月2、3日に順延)。普段よりお得な料金で乗船できるのも魅力の一つだ。
 「毎年のように参加してくださる常連さんもいらっしゃいます。色んな国のラベルがついたペットボトルも多く、時には大きなドラム缶が漂着していることもあります。プラスチックごみやマイクロプラスチックの問題は深刻化しています。海がつながっていることを実感し、一人ひとりが気をつけるきっかけになればいいですね」
 国立公園にも指定されている慶良間諸島。その入り口にあるチービシ環礁のひとつ、ナガンヌ島。慶良間の海と島の魅力を知り尽くしている山城さんは願いを込める。
 「サービス業は通常、スタッフの接客がメインだと思いますが、ナガンヌ島に行けば私たちはサポート役。舞台は自然、主役は自然です。私たちは演出のお手伝いをするだけ。長い年月をかけてサンゴが堆積してできたナガンヌ島は本当に美しい。世界に誇れる慶良間の海を、ぜひ楽しんでもらいたいです」

ナガンヌ島<br>山城 堅治さん
お話を聞いた人
ナガンヌ島
山城 堅治さん
店舗HP
http://www.nagannu.com/

2022年2月時点

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