沖縄でしたい10の食体験

三種類の料理

松本嘉代子先生の琉球料理教室

まな板に置かれたゴーヤ

球料理のおいしさ、素晴らしさを伝えたいと、今でも自ら教壇に立ち琉球料理を教え続けている松本料理学院学院長の松本嘉代子先生。
2時間の講座で教えていただける料理は3品で、今回は琉球料理の定番「ゴーヤーチャンプルー」「ラフテー」「クーブイリチー」に挑戦!
まずは松本先生のデモンストレーションから。「ゴーヤーには種類があって、細身のものは苦味が強く、今日使う太めの“アバシ”という種類は苦味がマイルドなんで

白髪の女性

すよ」と食材について丁寧に解説しながら、手際よくゴーヤーを半分にカットし、ワタと種を取り除く。
「ワタと種は皮と実よりもビタミンCがたっぷりなの。ワタも食べられるし、種は天日干しにしてお茶にして飲めます…こんなに栄養がいっぱいって知ったら、もったいなくてワタも種も捨てられないでしょう?」
ーヤー、茹でた三枚肉(豚バラ)を切り終えたら次は島豆腐。一口大に手割しながら、松本先生が受講生に香りをかがせる。「これが“おいしいにおい”。レシピがあれば料理は作れます

調理する手

けど、においや味までは伝わらない。だから目で見て、匂いをかいで、舌で味わう。こんなふうに実際に体験することがとてもとても大事なんです」
熱した鉄鍋に油を入れ、水気を取った島豆腐を炒める。
「チャンプルーというのは豆腐と季節の野菜を炒め合わせた料理のこと。豆腐が入っていないとチャンプルーとは言わないんです」と松本先生が話すと「知らなかった〜」との声が。
腐に焼き色がついたら一旦取り出し、油を再度入れ、豚肉、軽く塩を振っておいたゴーヤーの順に入れて炒めていく。

炒めるゴーヤ

火の通り具合はゴーヤーの色を見る。鮮やかな緑色の状態でまず味見をするとほとんど生で、苦味を感じる。
フライ返しや菜箸で返しながら火にかけていると、ゴーヤーがしんなりし、少し透明感を帯びてきた。ここで再度味見。「さっきよりも苦くない!」と受講生がいうと「火が通ると苦味がやわらかくなるの。味が全然違うでしょう?」
ーヤーに程よく火が通ったら焼き色のついた豆腐を加え、少量の塩と醤油で味を調えたら最後に溶き卵を加えて仕上げる。これでゴーヤーチャンプルーが完成。

ゴーヤの卵とじ風景

完成品を再びみんなで味見をすると、「わぁ!味がしっかりしてて、おいしい!どうして?」と材料も調味料もシンプルなのに、その味わい深さに驚きの声があがる。
「自分で作るチャンプルーがなんでおいしくないかわかったかも」という声も。その言葉をきいて、松本先生も笑顔だ。「おいしいでしょう?この味と色を覚えてくださいね」
本先生のデモンストレーションを思い出しながら、材料の下ごしらえ。「ゴーヤーはなるべく薄く、豚肉は繊維に沿って切ると固く感じるので逆らって切りましょう。そうそう、

料理する三人の女性

そんな感じ。豚肉は事前に2〜3時間茹でているんですよ。豆腐は両手で持って割っていくようにね」。
包丁の持ちかた、手の添えかたなどもやさしく教えてくれるので、普段あまり料理をしない人でも安心して受講できる。松本先生にアドバイスをしてもらいながら、慣れない手つきながらも実習がすすみ、ついに料理が完成!
に盛り付けたら、お待ちかねの試食タイム。
ゴーヤーチャンプルーをまずは一口。ほどよい苦みが後をひくおいしさで、ついつい箸が進んでしまう。

笑顔の女性

「みなさん、おいしくできていますよ!初めてなのに上手です」と松本先生からお褒めの言葉が。ラフテー、クーブイリチーも試食。「こんなにおいしいの食べたことがないかも」と自然と受講生の口から言葉が出た。 松本先生の料理教室は、琉球料理の作り方を教えるだけではない。料理を作る楽しさやおいしいものを食べて笑顔になる喜びを、五感で学ぶことができるのだ。

松本料理学院 沖縄県那覇市泉崎1-9-13 TEL 098-861-5163
FAX 098-861-0763
※開講している琉球料理クラスへの参加、または個人クラス(目安5名以上)の開講も相談可能です。
※校舎建て替え中のため、現在は仮教室にて授業中。詳しくはホームページをご覧ください。